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4つのスキルの「編集執筆力」でnoteを書いてみよう

 うーん。文章って何書いたら良いんだー。
 まず文章を書く力、「編集執筆力」について説明していきます。

 編集執筆力とは、編集者の視点をもって文章を執筆する力のことで、出版のライフサイクルの中の「執筆」「編集」のフェーズで必要となるスキルのことです。

 編集執筆力は、文章基礎力、文章表現力、文章構成力、そして、メディアマインドの4つのスキルから構成されています。

【出所】上野 郁江(2020).『才能に頼らない文章術 』 ディスカヴァー・トゥエンティワン Kindle版 No.276を元に筆者作成

「文章基礎力」とは

 文章基礎力とは、文章執筆の表現上のルールを知っているかなど、基礎的なスキルを指します。

 具体的には、正しい助詞の使い方や主語と述語は近くに置くなどといった「文法」と、である調とですます調の使い分け、冗長な表現をさける、口語体を使いすぎないなどといった「文体」がここに含まれます。

 「表記ルール」も重要です。これは、正しい符号の使い方や、同じ単語が繰り返される場合の表記の統一のことを指す。

 たとえば、カギ括弧と二重カギ括弧を正しく使い分ける、「行う」と「行なう」が混在しないようにするといったことです。

 表記ルールを統一することで、ぐっと読みやすい文章になります

「文章表現力」とは

 文章表現力とは、読み手に文章の意味や意図を伝える力のことです。

 ここで押さえておきたいのは、単語一つが文章のわかりやすさを左右するということ。「カタカナ語・業界用語などのあいまいな言葉には説明を加える」、「1つの事象に対して複数の単語を使わない」という2点に注意しましょう。

 最後まで文章を読んでもらえるように、「共感させる文章表現にする」ことも重要です。

 たとえば、60代以上の人に向けて、SNSについて説明する文を書くとします。

 ただ「最近はSNSの利用者が増えている」などと事実を並べるよりも、「お孫さんとのやり取りで、LINEを使ったことはないでしょうか?」といった一文を入れてみる。そうすれば、相手への訴求力が増すはずです。

「文章構成力」とは

 文章構成力とは、文章全体の読解が可能であり、目的が達成されている文章に仕上げる力のことであります。

 まず重要なのは、タイトルが文章の本質をとらえていること。タイトルの役割は、文章の内容を簡単に伝えることと、読者の興味を喚起することです。

 本文に書かれていない内容がタイトルになっていてもいけないし、読者の興味を引かないものでもいけません。

読者の興味を引くタイトルの「切り口」

 読者の興味を引くタイトルには様々な切り口があります。

 「~するための3つの法則」など数字で具体性を出す、「なぜ~なのか?」など疑問形や理由を効果的に使う、「遊びを学びにする」など逆説を唱える、「初公開」など“これまでにない”ニュアンスを出すなどが挙げられます。

見出しだけを読んで本文内容が想像できるように

 タイトルだけでなく、文章中の見出しも重要です。見出しは、全体の構成を支える要素であります。

 見出しには、抽象度の高い文言ではなく、具体的な言葉を用いるようにしましょう。そうすれば、読者を飽きさせることなく、完読させることができる。見出しだけを読んで本文内容が想像できるものは、良い見出しと言えます。

 最後に、文章全体の論理構成を明確にして、より説得力のある文章にしよましょう。タイトル、サブタイトル、見出しをそれぞれ確認して、全体構成が成立しているかを判断します。

 タイトルの下にそれぞれの見出しが横並びになるようなピラミッド構造が理想的です。

「メディアマインド」とは

 メディアマインドとは、情報発信するメディア人としてもつべき心のあり方を指しまうす。

 Webによる情報発信が当たり前になった今、メディアマインドの周知が足りていないと著者は指摘します。メディアは情報発信の担い手として、「正しい」文章を書いて情報発信する義務があります。

 メディアとして望まれている「正しい」の定義とは何か? その要素は4つある。すなわち「Sincerity:誠実さ(正直、偽りがないこと)」「Accuracy:正確さ」「Credibility:信頼性」「Readability:可読性(読みやすさ)」です。

 これを念頭に置いて貴方の書きたいことをnote(ブログ)に書いてみましょう。
 https://note.com/

【参考】
上野 郁江(2020).『才能に頼らない文章術 』 ディスカヴァー・トゥエンティワン Kindle版 No.269-328
DIAMOND ONLINE 『文章力に才能は関係なし、「ゆるやかなロジック」でみるみる上達』  

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