cakesの誤解あるある
私は今、cakesという媒体で連載をしている。
実は、私がcakesという媒体の存在を知ったのは今年の2月くらい。
「へぇ、こんなのがあるんだ。あ、けっこう有名な人が書いてる!」みたいな感じで、読むようになった。
だから読者としてもcakes歴が浅くてまだまだ知らないことばかりなのだけど、それにしても「cakesって意外と知られてないんだなぁ」と思うことがよくある。
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たとえば、私のcakesの連載について、まったく知らない人からTwitterで
「なんで有料にしてるんですか? 無料にしたほうが読まれますよ」
と言われたことがある。
別に私が有料にしているわけじゃないです。cakesがもともと有料の媒体なんです。cakesって、雑誌のweb版なんです。お金払って雑誌を買うような感覚です。私は寄稿してるだけの立場なので、有料か無料かを決める権限はないです。たぶん、尾田栄一郎先生もジャンプの値段を決める権限はないと思います。
……と返信すればよかったのだけど、相互フォローでもないのにいきなり距離が近い感じの人が苦手なのでスルーしてしまった。
だけど、その方が間違えるのはわかる。
cakesの姉妹サービスであるnoteは、自分で有料公開・無料公開を選べる。たぶんcakesも同じイメージなのだ。
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あと、cakesによくある誤解といえば、「ひとつの連載を読むために月額500円」と思っている人が多いこと。
違うんです。
月額500円で、すべての記事が読み放題なんです。
まぁ、漫画サイトだとだいたい1冊ごとの課金だから、こういう誤解があるのはしょうがないよねぇ。
だけど、cakesは月額読み放題制で、漫画もコラムも小説もあるので、そこそこ活字を読む人であれば元はとれると思う。文芸誌と漫画雑誌と週刊誌のmixというイメージ。
なので、「吉玉の連載に月500円じゃ元とれねーよ」と思っている方でも、大丈夫です。
平野啓一郎さんも林伸次さんもフェル先生もかっぴーさんも下田美咲さんもスイスイさんも読めるんで、元は取れます。
なので、小屋ガール通信はnote版とcakes版があるんですが、cakesで読んだほうがお得だと思います。
他の連載陣の作品も読めるし、note版を大幅に加筆修正してcakesにアップしているため(編集者さんのチェックが入っている)、クオリティが上がってます。
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というわけで、cakesの誤解あるある。
・著者が有料・無料を決めていると思っている
・連載ごとの課金だと思っている
これ、本当に多いので、影響力ある人に「そうじゃないよー!」って広めてほしいなぁ。
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