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点ではなく面で捉える土壌診断サービスが始まっているらしい

スイスに本拠地があるアグリ企業シンジェンタが今までとは次元が違う土壌診断サービスを始めるらしい。その名も「Interra Scan」。

Interra Scanでは最大27層までの高解像度土壌マッピングデータを提供するものだ。そこに含まれる情報は、土壌の物理性、栄養素、炭素含有量など土壌の健全性に関する重要なデータだ。

通常の土壌診断では、土をサンプリングした点のデータしかわからからない。ただ、困ったことに一枚の畑でも場所によって土の状態はかなり違う。それは作物や雑草の成長の差を見ているとよく分かる。同じ畑の違う場所の土壌診断データを必ずしも鵜呑みにできないのだ。

Interra Scanは点ではなく面で捉えられる。1ヘクタールあたりのデータ数は800箇所以上。1ヘクタールは100メートルかける100メートルなので、だいたい3.5m間隔でデータポイントがある計算だ。これだけデータが得られれば自分の畑の状態がほぼ正確に数値で把握することができそうだ。

どうやらこの土壌診断は、シンジェンタの独自技術ではなくカナダのSoilOptix社の技術のようだ。畑の上を独自のセンサーを搭載した車で走り、ガンマ線検出技術で土壌をスキャンしたデータを利用するのがポイントだ。このデータと、最低4箇所の土壌診断データを組み合わせて分析することで、1ヘクタール当たり800箇所分のデータを得られるようだ。


Interra Scan、すごいなぁ、うちの畑でもやってみたい。日本ではまだ始まっていないのかな?やれたとしても高そうではある。まぁでもこのデータを得られたとして、上手に活用できる様になるのが先決かもしれないな。人的にも設備的にも。

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