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VSクマ、その後

電気柵を張り終え、ぼくら的にはやるべきことをやって、とうもろこし畑を巡るクマとの攻防戦は一段落ついた。

そして、翌日。

ぼくは畑に向かう。電気柵の通電チェッカーを借りてきたので、電気柵に使ってみる。パチン、パチンという電源部分から流れるリズムに合わせて、電気が流れていることが確認できた。ちゃんと電気柵を設置できていた。

次は、電気柵の周囲を軽トラで確認して回る。どこにもおかしくなっている場所はない。今夜もとうもろこし畑を無事に守ることができたようだ。

ふぅ、良かった。

とうもろこし畑の無事を確認し、ぼくはホッとしながらトラクターに乗り込む。うまく収穫できなかった7ステージ目のブロッコリー畑をスタブルカルチで畑に鋤き込む。

次第にきれいになっていく畑。畑の隅の茂みにふと目が行く。

穴が増えている・・・。

昨日まではなかった茂みのトンネルができていた

おそらくクマの出入り口であろう茂みにできたトンネルのような穴が増えていた。クマはまた来ていたのだ。

もう一度とうもろこし畑を確認する。やっぱり電気柵にもその中のとうもろこしにも異常はなさそう。第2回とうもろこしパーティーをやりに来たクマは、何も手に入れられずに諦めてくれたようだ。電気柵には触れたのだろうか?

とにかく、とうもろこしをクマから守ることに成功したようだ。

良かった良かった。

それにしても、今週はクマの存在を今まで一番感じる週だった。日中に見たことはないけれど、絶対に遭遇しないように警戒度をあげないとなぁ。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:4歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:3歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:0歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。

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