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前門の苗、後門の原稿

「ヘイヘイ、早く植えてくれないとおいら枯れちまうぜ!」
5月10日に播種したブロッコリー苗の声が聞こえる。
「ピッピッピッピ、間もなく締め切りです、間もなく締め切りです」
かたやパソコンの方からも原稿の締め切りを迫る声が。

「これが世に言う、前門の苗、後門の原稿か」

どちらも、完全に差し迫った状況だ。どうする、ぼく?

そんな中、外を見る。少し雨が降っている。

「こ、これは、神の啓示か。この雨だときっと苗は植えられないはず!」

本当は植えられるかもしれない程度の雨だったが、心をババっとライターモードに切り替える。今日はバイトの方に来てもらえる日だったがそれも幸枝さんに任せて、パソコンへ。

一心不乱に参考文献を読み、一意専心で原稿を作成。

こうして、なんとか締め切りを守ることができたのでした。
はぁ、良かった。

明日は、前門の苗だな。

最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:3歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:2歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:0歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。


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