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実は叱った後が大事。どんなフォローアップしていますか?

「せっかく勇気を出して部下を叱ったのに
 同じことを繰り返すんです!」
とよく相談されることがあります。
 
読者の皆さんは、どのようにされているでしょうか?
 
「私の伝えたいことは伝えた
 あとは本人がやるだけ!」
「本人も頷いていたのでわかったはず!」
 

◆部下は不安や恐怖に耐えているだけ!



こんな声が聞こえてきます。
実は、叱られることに精一杯で
部下は叱られた内容を覚えていません。

 
聞いているようで聞いていないのです。
それは、叱られる不安や恐怖に耐えている場合が多いからです。
 
「上司に嫌われたかな」
「早くこの時間が終わってくれないかな」
という気持ちで一杯です。
 
だから、部下は「わかりました。すみません!」
と返事をするものの叱られた内容は理解できていません。
 
部下が叱ったことを理解し行動を変えていくためには
叱った後のフォローアップが重要です。
 

◆叱った翌日に確認する



叱ったときは、部下の頭は不安と恐怖で一杯なので
翌日に「昨日、伝えたこと、わかってくれたなか?」
と問い掛けて確認してみましょう。
 
正しく伝わっていれば、
「わかってくれて良かった。
何か協力できることはないかな?」
とわかってくれたことを褒めて
サポートしていることも伝えてください。
 
部下は安心して自分の行動を変えていくことができます。
 

◆焦らずに進捗の確認をする



一方、正しく伝わっていないときは、
「そういう風に伝わったんだね。
私の伝えたいことは、こうなんだ」
と部下にもう一度教えてあげてください。
 
これは繰り返しになるかもしれませんが、
部下は少しずつ改善していくはずです。
 
そこで必要なのは進捗の確認です。
1週間後に「進捗はどうかな?困ったことはない?」
と部下が相談できるようにしてあげましょう。
 
もし部下が躓いていたり、方向性が間違っていたら
「そうか、そこが難しいのか。
こんな風にしたらどうかな」
と部下を正しい方向に導き背中を押してください。
 

◆小さな変化に気づく



部下は少しずつ変化していきます。
本人も気づかない変化もあります。
 
少しでもがんばったことがあれば
たとえ1%でも、
「いいね!良くなっているよ」
と褒めてあげてください。
 
例えば、少しでもスピードが速くなったとか
タイミングが良くなったとか
笑顔が良くなったとか、褒めてあげてください。
 
できていないところがあれば、
そこを指摘するのではなく
こうなるともっと良くなるよと
できないことを伸びしろと捉えて
 
「こうすると、もっと良くなるよ」
と伝えてください。
部下は安心して前に進むことができます。
 

◆今回の質問


【叱った後、どんなフォローアップをしていますか?】
 
次回に続けます!お楽しみ!

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