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情熱所長「本当の叱り方」Vol.19|部下の失敗は、上司の責任!?

~部下の失敗は、上司の責任!?~

前回は、「人の話、聞いてるの?」は質問のようで、部下に「すみません!私はダメな人間でした」と言わせているようなものです。もしかして、部下が考えているときかもしれません。
そんなときは、「今、○○と説明したけど、どこか分からないことがあった?」と聞いてあげることが大事だとお伝えしました。

では、今回のはじまりです!

吉田部長
「情熱所長、これは、昔の私の反省なんだがね。
情熱所長に伝えておきたいんだ!」

情熱所長
『あらたまって、どうしたんでしょうか?』

「昔、私が所長だったころ、
上司の部長から“吉田所長、どうしてこんな失敗をするんだ?”と責められたときがあってね、私は“部下にはちゃんと言っておいたんですけど!
厳しく言ってあったんですが!“と言ってしまったんだ。」

『何があったんですか?』

「失敗については詳しく説明できないが、製品事故が起きて、お客様に迷惑を掛けてしまったんだ。
私が言ったことを部下がちゃんと守っていれば起きない事故だったんだ。」

『え、そうだったんですか?』

「ただ、今振り返ってみると、自分では、正確に伝えたつもりでも、部下には結局伝わっていなかったのかもしれない。

自分では何回も言っているつもりでも、部下が理解して実践できるところまで踏み込んで教えていなかったなと反省している。」

『吉田部長もそんなことがあったんですか?』

「あったね、一番の反省は、自分はしっかりやっている!悪いのは部下だと言わんばかりに上司に報告している自分の不甲斐なさなんだ!
今から考えると恥ずかしい話しだ。」

『そうだったんですか!』

「だから、情熱所長にはそうなって欲しくないと思ってね!
何かミスがあったとき、たとえ部下のミスであったとしても、部下の責任にするのではなく、自分の責任として報告してもらいたいなと思っている」

『そうですね、部下の失敗は上司の責任ですからね!』
「ちゃんと上司としての責任をとる上司には、部下はついてくるからね」

『いいお話を聞かせていただきありがとうございます!』

「だから、任せたい仕事は具体的な内容を紙に書いて渡して、定期的に進捗を確認することが大事だね」

『そうですよね、部下が仕事をしやすいように、
進捗の確認や労いのための声掛けをしていきます!』

「いいね!」

『もし、部下がミスしても、自分の責任として報告します!』

「それを聞いて安心したよ!
やっぱり、自責のリーダーはカッコいいね!」

『ありがとうございます。頑張ります!!』

さて、今回の質問です。

~その失敗は、部下の責任ですか、上司の責任ですか?~

次回に続けます!お楽しみに!(^o^)v

部下とのコミュニケーションの方法を拙著「部下が変わる本当の叱り方」明日香出版社を参考にしてただけると部下を動かせるリーダーになれます!

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