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自信を失った子供を持つ家庭で| 夫が妻に寄り添うシンプルな方法

お母さんは家族の太陽

昨年2021年は、小中学校の不登校等が過去最多となり、コロナ禍が子供の生活に変化を与えたと文部科学省は分析しています。コロナ禍により親も子供もリモートになったり、外出の制限があったりして、家族の家での過ごし方が大きく変化しました。

私の観察では子供の家族との過ごし方が大いに影響しているようです。親が子供たちと一緒に時間を過ごし勉強のことや遊びのことに関わり続けた家庭では不登校が比較的少ないという報告もあります。

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特にお母さんの笑顔が家庭にあるかないかで子供たちが元気になって自信を持てるかどうかが決まれると私は考えています。想像してみてください。お父さんがどんなに苦虫を潰したよう顔していてもお母さんの笑顔があれば家庭は明るくなります。お母さんが家庭の雰囲気をつくっているのです。

前回に引き続き今回も子供たちが元気になって自信をつけるために大切なこと。お母さんである妻を笑顔にする夫の家庭への関わり方(後編)をお伝えします。

子育て家事はやって当たり前!?

私も正直、子供が小さい頃、子育てを甘く見ていました。前回お伝えしたように仕事が忙しいことを理由に子育てに向き合っていませんでした。

しかし、孫ができ、一日孫と過ごしてみると、子育ての大変さが少しだけわかりました。

本当は凄くわかったのですが「一日遊んだぐらいで何が分かるのよ!」とお𠮟りを受けそうなので、少しだけ分かったことにします。(笑)

小さい子供は、次に何をするのか予測不可能。何が楽しいのか分からない。食べる時間になってもちっとも食べない。YouTubeが観たいと泣き叫ぶ。

でも、意外に大人がつまらないだろうと思うことを楽しんでいることは少し救われました。それにしても子育ては意外なことばかりです。自分の都合では動いてくれいない。計り知れない苦労があるなと感じました。

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しかし、昔の私は家事や育児はやって当たり前で。子供が煩くしたり家事が物足りなかったりすると文句を言うばかりでした。

家事や育児は、どこまでやってもゴールが見えない終わりなき戦いだということを少しも認識していませんでした。誰にでも簡単にできることだという考えは大間違えでした。

もし、読者の皆さんも同じようなことをしていたら、子育ての大変さを再認識した方が良いと思います。

さらに、最近では共働きの家庭も増え、お母さん達は、「子供と一緒に過ごす時間が少ないからごめんね!」とか「もっと面倒を見てあげられるのにできなくてごめんね!」というように後ろめたさを感じているようです。これではお母さん達は笑顔になれません。

夫が意識決定してあげるだけで妻は笑顔になれる

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そんなとき、夫が妻の大変さや後ろめたさを理解し、大丈夫だよと寄り添ってあげたら、どんなに嬉しいことか。
ただ、無理なことをやれというわけではなく、できることから始めてみたらどうでしょうか。

例えば、奥さんから、今日は何を食べたいと聞かれたとき、どんな風に答えているでしょうか。
まさか、「なんでもいいよ!」と答えていないでしょうか。

簡単なものでいいという気遣いのつもりでも、「なんでもいいよ!」という答えは、何を作っていいのかという迷いを生んでしまいます。

もし気にいって貰えなかったどうしようという不安も生まれます。意思決定は意外にお母さんに負担を掛けているのです。

こういうときは、妻の得意な料理を思い出し、それをお願いするとか。時間がないときは、お肉があれば「焼肉がいい!」とはっきり意思決定することが妻への気遣いになります。

また、「簡単なものでいいよ!」と言っておきながら『これかよ!』という顔をされてたら傷ついてしまいますから、自分で食べたいものをはっきり伝えましょう。

さらに、「カレーでもいいよ!」ではなく「カレーがいいよ!」と自分の意思表示をはっきりすると嬉しいそうです。この「でも」の言葉は、意外に作り手を傷つけますので注意してください。

今回は、食事での意志決定をはっきりしてお母さんの意志決定の負担を少なくすることをお伝えしましたが、私たち夫は、意外に家庭の中で意思決定をしていません。

例えば、自分が家でどんな時間の過ごし方をしたいかなど伝えていません。だから、妻たちは対応に困ることが多くあります。

妻の立場になって、自分の意思表示をしてあげると、夫婦の会話も増えてお互いのことが知れ相互理解にもつながっていきます。お互いが笑顔になっていきます。

夫として妻の大変さを理解する

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大切なことは、まずお母さんである妻の大変さを理解すること。次に、夫婦のありたい姿を二人で決め、仕事、育児や家事など含めて役割の再確認、お互いの状況などの情報共有することです。夫の精一杯やろうとする気持ちが妻には嬉しいものです。

それでもだめなら二人で話し合って生活スタイルを変えることも必要です。
繰り返しますが、大切なことはお互いのことを理解し合い、夫婦のありたい姿へ近づいていくことです。

そのために、あなたが精一杯、家庭に向き合い、妻に寄り添っていれば、必ず「あなたの苦労を私はちゃんとわかっているわよ!あなたがいてくれてよかった!」と言ってくれるはずです。

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