Notionのアカウントとワークスペースの関係: 課金体系をクリアに理解!
どうも、Notion公式アンバサダー & Notionテクニカルコンサルとして、法人さまから個人までNotion導入支援から構築、コンサル・壁打ちまで色々お手伝いさせて頂いている熊倉です。
といった相談内容を見かけ、そもそもワークスペースや、課金体系が若干わかりにくいため、論点がズレちゃってるのかも?と思い、ワークスペースの考え方や課金体系のポイントを解説をしていきます。
目次
結論としてのオススメ
まず最初に個人的にオススメな解決策は以下のとおりです。
会社用ワークスペースを作成し、会社のカードで有料プランを契約する
当面は個人のワークスペースにNotionAIのオプションを適応し個人カードで引き続き契約・利用する
これは何故か? 順を追って行きましょう。
アカウントとワークスペースの関係と考え方
そもそも、アカウントとワークスペースって何が違うの?って疑問があるかもしれません。
そこで、アカウントとワークスペースの関係の図を用意しました。
この場合、課金が発生しているポイントはどこになるのでしょうか?
状況を人ごとに整理してみましょう。
Aさん
個人ワークスペースを無料で利用しており、会社Aのワークスペースにメンバーとして入っている
Bさん
個人ワークスペースをプラスプランで利用しており、会社Aと会社Bのワークスペースにもメンバーとして入っている
Cさん
個人ワークスペースを無料で利用しており、会社Bのワークスペースにメンバーとして入っている
どうでしょう。
あれ? Bさんが持ってる個人のワークスペースでも課金しているけど、会社のワークスペースではどういう扱いになるの?って疑問に思いませんか?
この場合、Bさんはすべての課金されているワークスペースに入っていますが、実はそれぞれのワークスペースの所持者・代表先にBさんの利用料金が請求される形になります。
ポイントはAさん、Bさん、Cさんといった「アカウント」に課金されるわけではなく、「ワークスペースの利用人数」に対して課金される事です。そのワークスペースの利用料を、契約しているオーナーが代表して支払う形になります。
ワークスペースは「物件」として捉えると理解がスムーズ
別のイメージで連想してみると、「物件の家賃」に近いです。
個人が自宅に、会社が職場にそれぞれ家賃を払う。
家賃を払っているからいつでも出入りが出来るし利用できる。
基本的に会社は職場の家賃を従業員に求めないですよね?
Notionのワークスペースの考え方も同じような感じです。
また、NotionAIは別途オプションとなりますが、そのワークスペース内で常設され道具として使えるようにする。といったイメージで捉えるとスムーズです。ただし、人数分課金が必須となります。
また、メンバーとゲストの違いというものもありますが、
メンバー ≒ 常駐してる従業員 → 課金発生
ゲスト ≒ 社内MTGスペースに来訪する外部パートナー → 課金発生せず
といった形で捉えると理解がしやすいでしょう。
再度結論へ
改めて、相談内容を見てみましょう。
Notionのエンタープライズプラン以外は、解説してきた通りワークスペース毎に課金される料金体系になっております。
この質問の意図の可能性として、イチ社員として個人利用していたワークスペースをそのまま会社利用するといったパターンもあったりしますが、これは今回はオススメできません。
というのも、課金メンバーが10名いたとしたら、10名分のAI利用料も乗っかってきます。100名だったら100名分です。
これは個人負担していけると到底思えませんし、するべきでもないです。
そして、社内メンバーのうち一人だけNotionAIを利用する。という事が出来ないんです。
こういった事情があるため、個人的にオススメな解決策は以下のとおりに帰着します。
会社用ワークスペースを作成し、会社のカードで有料プランを契約する
当面は個人のワークスペースにNotionAIのオプションを適応し個人カードで引き続き契約・利用する
以上となります。参考になりましたら幸いです!
付録:ワークスペースを新規作成するには?
気づきにくいのですが、以下手順で複数のワークスペースを作る事ができます。
最後に
こういったNotionの組織利用時の地味によくわからない仕様や、実際の構築の仕方など分からない事が山積みだったりすると思います。
僕個人としても無料1on1をさせて頂いておりますので、Notionの事をもっとよく知りたいであったり、雑多に相談してみたいといった気持ちが湧きましたら是非ご相談頂けると嬉しいです。
1on1の実際の感想などはこちらにまとまっておりますので、何か後押しになったら幸いです。
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