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【PR】『三淵嘉子 先駆者であり続けた女性法曹の物語』刊行

こんばんは。
今回は再び、2月新刊のPRです。

『三淵嘉子 先駆者であり続けた女性法曹の物語』

「あれ? どこかで見たような雰囲気が…」
と思った方、思ったふりをして下さる方、正解です!!
去年担当した『牧野富太郎 草木を愛した博士のドラマ』に続く、朝ドラ主人公にフォーカスした人物伝です!!

2冊並べるととってもオシャレ!
本のデザインは藤塚尚子さんにお願いしました!イラストは竹田明日香さん。お二人のセンスが結集した、美しい本になったと思います!

4月から始まるドラマ『虎に翼』の主人公、猪爪寅子のモデルは三淵嘉子(みぶち・よしこ、1914~1984)。日本の女性で初の弁護士・判事・裁判所長になった人物です。

今回の三淵嘉子については、東京理科大学教授・神野潔先生にご執筆いただきました。
神野先生は日本法制史がご専門なのですが、「え?理科大なのに法制史?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、理系の大学にも文系の先生はいらっしゃいますし、逆に文系の学部にも理系の先生はいらっしゃいます。特に、東京理科大学や東京工業大学など、理系のイメージが強い大学には、実はかなり多くの(いわゆる)文系科目の先生方がいらっしゃるのです。

戦前、女性が高等教育を受ける機会はかなり制限されていました。初めて女性の大学入学を認められたのは東北帝国大学ですが、これは時の東北帝大総長・澤柳政太郎の特例とも言える判断によるものであって、歴史上大きな意味は持つものの、継続的なものではありませんでした。
そんな中で、明治大学が戦前から女性に門戸を開いていたことは、大きな意味を持っていたと言えるでしょう。特に、女性が社会科学を学ぶことへの抵抗感はかなり強かったようで、その辺がドラマの中でどう描かれるのかも、興味深いところです。

『らんまん』の時は、高知県が舞台ということもあり、観光面などで大変な盛り上がりを見せましたが、今回はそういう意味では地域性はあまりないような印象があるかもしれません。
しかし、史実では色々関係のある地域があります。
嘉子が生まれたのはシンガポール(「嘉」という字はシンガポールにちなんでいます)。その後一時期、父の実家のある香川県の丸亀に住んでいたことがあるのと、戦時下の疎開は会津の坂下町でした(今は、日本酒の「飛露喜」で有名なところですね)。
また、裁判官になってからは名古屋、新潟、浦和、横浜に赴任しています(流石に浦和と横浜はまあ、東京から近すぎますか…笑)。個人的には丸亀、会津坂下町、名古屋、新潟が何かやるのか気になるところです。

また、嘉子の母校、明治大学はかなりの盛り上がりを見せそうで、博物館でも展示が予定されています。

https://www.meiji.ac.jp/museum/exhibition/mkmht000000u5c18-att/2024.pdf

是非、この機会に明治大学を訪れてみてはいかがでしょう?
ついでに、駿河台で明大生のソウルフードもどうぞ!(笑)

また、この辺はカフェも多いです。
個人的には「古瀬戸」がオススメですね!!

というわけで、途中から話が脱線していますが、
是非ドラマのお供に、『三淵嘉子 先駆者であり続けた女性法曹の物語』も読んでいただければ嬉しいです!!


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