試合に負けて、森本と近くのファミレスらしきところにご飯を食べに出る。

外は温泉街ということで白い湯けむりがモクモク。

とても雰囲気は最高だ。

長崎に来たので、とりあえずちゃんぽんを食べにいく。

その当時、ちゃんぽんめちゃくちゃ美味いなぁと思ったことがないので、ちゃんぽんの味になんの期待もしていなかった。

ただ本場、長崎で食ったら、ヤバイ！！ってなるんじゃないかと心のどこかで思っていた笑

そして実際食ってみた。

ふつーーーーーじゃねーーか。

猫舌の俺はとても食うのに時間がかかった。

あんかけがフーフーしても冷める気が一切ないので、思ったように食えなかった笑

猫舌ではない森本さんは、基本的に味噌汁もなんでも、

アホか！熱すぎるわ！！ってぐらい熱されているものが好きらしい。

きっとこのちゃんぽんの熱さでも、森本さんはすぐに平らげるだろう。

先輩を待たせてはいけない。長尾はそう思っていた。

↑本当はそんなこと全然思っていない笑

そしたらなんとあの熱々大好き森本さんが、ちゃんぽんをほとんど食えていないではないか！！！！

あれ？森ちゃんどうしたん？俺は聞いてみた。

そしたら森本さんが、

顎が痛くて口が開けれない…

そう！そうなのだ。森本さんはぶっ倒されて顎がパンパンに腫れているのだ笑

なので口がうまく開かない状態でちゃんぽんを食べていた。

赤ちゃんが食べいるんじゃねーかと思う速度で、一本一本麺を噛み締めていた。

キャベツとかはウケるほど苦労していた。

硬くて、噛めん！笑

おじいちゃんにもなっていた笑

すごい時間をかけながら、ちゃんぽんを平げた。

そして僕たち減量が苦しかった中で、とっておきの食べたかったものを注文した。

それは

アイスクリームだ

これはほんと我慢していた代物なので、大興奮だった。

しかしながら、実は森本さんは甘いものがあまり好きじゃないのだ。

なので、長尾だけ食べるかなと思っていた。だけどこの時ばかりは違った笑

森本さんも食べる！というのだ。

珍しい…

コーン付きのアイスが届いた。

久しぶりのアイス。めちゃくちゃうめーじゃねーか！

一方森本さんはどうだ？

顎を痛めているため、口がちょっとしか開かず、チョビチョビ食っている状態。

この絵がめちゃくちゃ面白かった笑

しかも痛めていない反対側の奥歯だけで食べいる笑

そのアイスを噛んでる顔が小学校4年生！って感じだった。

一生懸命ではなく、一所懸命とはこうゆうことを言うのだと思う笑

ご飯とアイスを食い終わりに、夜の道を森本さんとデートした。

暖かい電球と湯煙、雰囲気は最高な感じだった。

防波堤の湾はライトが海の中に埋めてあり、海は光っていた。
これがめちゃくちゃ綺麗だった。

そのまま宿に戻り、その日は終えた。

それと同時に僕たちの長崎インターハイは幕を閉じた。

※帰りは減量ないから森本さんもピリピリすることなく、ワイワイするかなーと思ったけど、車に乗った瞬間、得意のウォークマンを耳につけ、眠っていた。

起こしてやったけどね笑