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真夏の再スタート

突然ですが,季節外れのご報告です.2023年8月1日付で,群馬大学情報学部に准教授として着任いたしました.

夏休み中 (正確には試験期間中ですが) の着任というイレギュラーなスタートとなりましたが,今日はご報告がてら,「本務校」となる新たな職場についてご紹介したいと思います.


着任先のこと

群馬大学情報学部

上に述べた通り,着任したのは群馬大学 (以下「群大」) の情報学部です.本学部は実はかなり新しい学部で,2020年度までは「社会情報学部」という名称でした.2021年度に理工学部の一部と融合して「情報学部」と改称し,「情報」を軸により一層文理融合を推し進める学部として生まれ変わりました.従ってまだ学部4年生は社会情報学部籍になっていて,移行期間的な様相を帯びています.

文理融合ということで,本学部では人文系のプログラムと理工系のプログラム双方が用意されていますが,どのプログラムに属していても数学 (線形代数) やプログラミング,統計などの情報・データの分析に必要となる基礎知識の習得を目指す科目が必修科目となっています (参考: https://www.inf.gunma-u.ac.jp/).

私の位置づけ

私は人文情報プログラム (htt ps://www.inf.gunma-u.ac.jp/program/humanities/) というプログラムに所属し,専門である言語学を軸に教育と研究を行っていきます.特に大規模な言語データ集であるコーパスを利用した言語研究であるコーパス言語学,および計算的手法で言語の諸側面を解析・モデル化する計算言語学が中心的な領域ということになるでしょう.

参考までに,教員紹介ページのリンクを貼っておきます.ただし現時点 (2023年8月24日) では私の中では「暫定版」といったところでして,今後写真や内容の差し替えを予定しています.

荒牧キャンパス

情報学部は荒牧キャンパス (https://www.gunma-u.ac.jp/access/g3062)という群大のメインキャンパスに設置されています.「荒牧」という名は群馬県の県庁所在地である前橋市にある「荒牧町」という地名に由来しています.少し北に行くと群馬の四大温泉地の一つである伊香保温泉があります.

交通アクセスとしては,JR両毛線の前橋駅からバスで30分程度かかりますので,「アクセスがいい」とは言えませんが,車社会の群馬にしてはバスの本数も多く,前橋駅も都内から鈍行で2時間~2時間半程度で来れますので,機会があれば是非遊びにいらしてください.

なお,実は群大は私の住む桐生市にもキャンパスがあります (桐生キャンパス: https://www.gunma-u.ac.jp/access/g3058).ですがこちらは理工学部のキャンパスとなっていて,残念ながら今のところ接点はありません.私の現在の自宅から荒牧キャンパスまではかなり距離もあり,同じ群馬県内とはいえ電車・バスを乗り継いでいくとタイミングによっては都内に出るのと変わらないくらい時間がかかります

ということで,今のところ公共交通機関で通勤していますが,恐らくほとんどの教職員が車通勤なのだと思いますし,いつか限界が来て車通勤になるかもしれません.ただ現状「ただ免許を持っているだけ」の真正ペーパードライバーなので,相当に練習してからでないと安心して車通勤は出来なさそうです…

この場を借りてお詫び

これをご覧になっているみなさんの中には,私の非常勤先での担当科目を受講している学生さんもいらっしゃるかもしれません.

既に何らかの連絡があったかもしれませんが,群大への着任に伴って,今年度秋学期からいくつかの科目の担当を交代せねばならない状況になってしまいました.学期は変わるものの本来通年で私が担当することになっていたものばかりで,年度途中の担当交代となりいろいろとご迷惑をおかけしてしまうことと思います.こちらの都合でこのような事態となり申し訳ありません.該当する学生のみなさんには,この場を借りてお詫び申し上げます.

これからのこと

まだまだこれからどうなるか見えない部分も大きいですが,基本的にはこれまでの研究を継続し,自身の専門性を学生のみなさんに何らかの形で還元することで社会に貢献し,また新たな地で「情報」という切り口を大いに生かしながら後進を育成していければと考えています.

また情報学部という性質が故に,所属する先生方の専門が極めて多岐に渡るため,多くの先生方と何らかの形で研究上の接続点が見出せるのではないかと考えています.可能な範囲でご助言をいただいたり,場合によっては共同研究なども行っていければ理想的だなぁと,勝手ながら夢想しています.

今後は群大の教員としてここで発信していくこともあろうかと思います.改めまして,群馬大学の吉川を今後ともよろしくお願い申し上げます.

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