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689. Dermatologic manifestations in pediatric patients with inflammatory bowel disease

Afarideh M, Bartoletta K, Tollefson MM. Dermatologic manifestations in pediatric patients with inflammatory bowel disease. Pediatr Dermatol. 2024 Feb 7. doi: 10.1111/pde.15538. Epub ahead of print. PMID: 38326222.

18歳以下の小児におけるIBD関連皮膚病変について。
1999~2017年にメイヨークリニックに受診した、クローン病または潰瘍性大腸炎の小児425人を検討。53%が男性で、64.9%がクローン病を有し、42.8%が1つ以上の皮膚感染症を有していた。最も多くみられた非感染性の皮膚疾患は、にきび(30.8%)であり、湿疹(15.8%)、肛門周囲のスキンタグ(14.6%)がこれに続いた。口角口唇炎はUCの患者よりもCDの患者に多く(7.2% vs 2%;P = 0.024)、毛孔性角化症(6.9% vs 0.7%)、スキンタグ(20.3% vs 4%)、瘻孔(13.4% vs 2.7%)、膿瘍(13.4% vs 2%)などの肛門周囲の皮膚合併症も同様であった。真菌性皮膚感染症は、UCの小児でCDの小児よりも頻繁に診断された(15.4% vs 8%)。IBDの重症度は、肛門周囲瘻(P = 0.003)、肛門周囲膿瘍(P = 0.041)、乾癬(P < 0.001)、壊疽性膿皮症(P = 0.003)の有病率の高さと相関した。

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