２０１９年４月１０日（水）、第１８期雀王戦Ａ１リーグのAbemaTVによる配信がスタートした。
　昨年までと同様、土日祝日の対局はニコニコ生放送とFRESH LIVE で配信はされるが、平日の水曜日に１卓だけ別に行って、Abemaの番組に組み込まれるようになったのである。
　平日昼間の麻雀コンテンツが望まれたのであろう。選手としてはなんとか他の仕事の都合をつけて調整するばかりであるが、実際は厳しい者も出てくると思われる。Abemaにより麻雀の社会認知度が上がれば、大手を振って兼業雀士が会社を休めるようにはなるかもしれないが。
　なお、「Ａ１リーグ」と表記したのは、日本プロ麻雀協会も会員数の増加のためＡ２リーグを今期新設したからである。ここ最近、麻雀業界の目まぐるしい変容を本当に実感する。
　ちなみにＡ２リーグは昨期までＢ１リーグだった組の名称が変わる形で自動的に全員の所属リーグがずれて昇級した格好になるのだが、去年Ａリーグを降級した角谷が、「最速でＡリーグ復帰しました！」と話していた。前向きなやつだ。
　さて、私はこの日最高位戦クラシックの予選１組に出場しており、こちらはニコニコとFRESHでの配信があった。水曜の日中から、優良な麻雀の対局番組が同時に二つ視聴できる。競技麻雀ファンにとっても、選手にとっても、楽しみな時代が訪れつつある。