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燕雀の志05

 三日天下、という言葉がある。

 6月17日(日)、24日(日)の二週続けて協会のAリーグ対局があり、私は△102.9p、△90.1pと大きくポイントを失い、トータルは125.6pの4位に転落した。
 第5節という折り返しの節目で、現在首位は311.2pの仲林圭。安定した実力の若手であり、第10期の雀竜位も獲得している将来を嘱望されている選手だ。
 鈴木たろうもよく話しているのだが、協会のAリーグは決して楽な戦場ではない。団体としての歴史が浅く、若い選手が多いために、長く競技麻雀に触れている層からは評価されにくいこともあるかもしれないが、それぞれ持ち味のある強者たちが揃っている。もちろん私自身もそれなりに強い部分があることは自負しているが、序盤少し調子が良かったくらいで好位置にいつまでも胡座をかいていられるような立場ではない。自分の実力を客観視すること、これは忘れてはならないと思っている。

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