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燕雀の志06

 2018年7月17日。ご存知の方も多いだろうが、一般社団法人「Mリーグ機構」がプロ麻雀リーグ『Mリーグ』の発足を発表した。
 企業がスポンサーとなり、既存のプロ団体から選手を選出し、3名ずつのチーム戦を行うのである。
 初代チェアマンにサイバーエージェントの藤田晋社長、最高顧問にJリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏が就任。参加チームは、
・KONAMI 麻雀格闘倶楽部(コナミアミューズメント)
・渋谷 ABEMAS(サイバーエージェント)
・セガサミーフェニックス(セガサミーホールディングス)
・EX 風林火山(テレビ朝日)
・TEAM RAIDEN(電通)
・赤坂ドリブンズ(博報堂DYメディアパートナーズ)
・U-NEXT Pirates(U-NEXT)
と、そうそうたる企業が名を連ねている。
 Mリーグ所属選手には最低年俸400万円が保証され、優勝チームへの賞金額は5000万円であるという。
 既存の団体選手もこの話は発表直前まで知らされておらず、私自身いまだに夢のような出来事だと思っている。
 思えば17年前、日本プロ麻雀協会が出来たときは、当時代表の土井泰昭にこのような考えを聞かされたものだった。

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