誰かに嫌われているかもと思うと、「何が悪いことしたかな？」「あのことが気分を害してしまったのかな？」と一人反省会が始まることってないですか？

自分を見つめて、至らないところを改善させていくことは成長に欠かせないけれど、やり過ぎはメンタルが耐えられません。

反省はほんのちょっとでいいんです。時間にしたら5分くらいです。反省会を開いて長い時間かけて反省しなきゃいけないことではないんです。

でも真面目な人ほど一人反省会を開催しやすいものです。いつの間にか気力も消耗してしまいます。

気力が消耗する一人反省会って、どうしても結論が極端な所に到達しやすいです。

「私がダメ人間だからだ！」とか。「みんなに嫌われているんだ！」とかです。

まずは嫌われているかもしれないと思った時は、一人反省会を開催しないことを意識してみてください。

仕事だったら職場の同僚に相談してみたり、親族間のことだったら信頼できる家族に相談してみてください。

嫌われているかもと思ってしまう相手は、自分だけじゃなくて他の人に対しても同じような態度を取ってることが多いので、他の人に相談するだけで色々な真実に気付いてすごく気が楽になっていけます。

逆に明らかに自分だけ態度が違う人の場合も考えていきます。

明らかに自分だけ酷い態度を取られるとか、強い口調で指導されることがあった場合は、「私は悪くない」と思って毅然な態度を取ってみてください。

自分だけ明らかに態度が違うと、原因を自分の中に探したくなると思いますが、何もせずに堂々としていましょう。

過去に「私が全部悪いんだ」と思った経験があると、目の前の出来後も自分のせいにしてしまいたくなることもあるかと思います。

それは「きっと今回も同じことが起こったんだ！」と過去の記憶から同じような出来事を探し出して早く結論を出したくなるからなんです。

原因が分からないって悩みが終わらないから苦しいんです。だから、たとえ自分が傷つくだけの結論になったとしても、原因が分からないよりはマシだと考えてしまうんですよね。

でも自分だけが悪いってことは、世の中にはないです。

色々なことが関係して目の前の出来事は起こっているから、「私が全部悪いんだ」と思わないでいてほしいんです。

「私は悪くない」ってドーンと構えていてください。

私は以前の職場で上司の一人に明らかに無視されていたことがありました。ふとした時に同僚に相談したら、その上司は入職してきた人は2年経つまではどんな人でも無視するということが判明しました。

なんだそれ案件です。ほんと。

きっと「私が全部悪い」と思っていたら、同僚に聞くこともなくすぐに辞めていたと思います。

「私は悪くない」と思ってみると、色々な解決策が見えてきます。

自分のせいにすることは、美徳のように扱われることもありますが、視野が狭くなって物事の全体像が見えなくなることでもあります。

自分のことをいつも責めたくなる方は、「私は悪くない」を合言葉にして堂々としておきましょう。