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また行きたいなと思う場所は、人生で数える程度

人生で唯一「また帰りたい」と思う世界の場所。アメリカ・アリゾナにあるセドナに久しぶりに訪れました。旅は好きでよくするんだけど、「もう1回行きたい」と思う場所は実は限られたりする。1回行けたから満足だなー(2回は行かなくていいかな)と思う場所が多い中で、ここは、何度でも。なんだったら、毎年行きたい。ここだけで良いかも。いや、引退したらここに暮らすか…そのくらい大好きな場所かもしれません。

1回目の旅は結婚した時。2回目は大好きで天職だと思ってた仕事を辞めた時。そして今回3回目は、家族と一緒に。気がついたら転機のタイミングで訪れる場所。そしてふと、「ああ、あそこに行きたいな」と思い出すことの多い不思議な場所です。
旅の記録を簡単に残しておこうと思います。数年後に見返して、また立ち返るきっかけになれたらいいな。そして誰かの旅の参考になれば尚良しです。


旅のスケジュール

ちょっと長めの14日のスケジュール。セドナに5泊、ラスベガスに3泊、グランドサークルをキャンピングカーで巡って、6泊。合計14泊です。今回は初のキャンピングカーを借りてみました。いつかやってみたかったやつ。これがとってもよかった。ぐるっと回ったところはこちらです。ラスベガス(1泊)→ザイオン国立公園(2泊)→モニュメントバレー(1泊)→レイクパウエル・アンテーロープキャニオン(1泊)→グランドキャニオン(1泊)→セドナ(5泊)→ラスベガス(2泊)

グランドサークルは、この辺。アリゾナとユタ州。それぞれ1時間くらいの時差がある。


飛行機のはなし。

航空券はスカイスキャナーで格安を探しました。たまーに固定日でちょっと安いのがあったりします。ラスベガスは直行がないので、ロスやサンフランシスコで経由が必要。今回はユナイテッド航空の超格安・往復一人8万円を見つけたので、そこを確保!しかし、超格安なので、座席指定ができないとこのこと。1歳の赤ちゃんがいたので、特別に家族横並びにしていただいたけど、バシネットは使用ができませんでした。バシネットなしで13時間かあ。大丈夫かなーと思ってたけど、まあまあ大丈夫だった。こういうのって、気持ちの部分が大きかったりするなと改めて。(しかしうちの我が子は日本中の1歳の中で一番飛行機にのっているんじゃないかな。もう10回くらいは乗っているので、お手のもの。)


キャンピングカーのお金の話

私たちは「エルモンテRV」でキャンピングカーを借りました。日本語の代理店もあるけれど、直接の予約の方がちょっとお安かった。
ピックアップが14時まで・返却が朝11時までだったので、前後はラスベガスで宿泊して、ラスベガス市街地からウーバーで予約センターまで。ラスベガスの中心街から車で15分くらいでした。レンタルして、運転の説明を聞いて、買い出ししたらすっかり夕方。借りる日は丸1日空けておくのをおすすめします。
気になる費用は12泊で40万円前後。8人宿泊できるちょっと大きめを借りました。保険はフルで一番高いのに入ったのと、ガソリン代や手数料を含めると50万くらいかな。レンタカー移動だった場合、ホテル代を考えると私たちは総額ではこちらの方がお安く済んだと思います。そして何よりRVパークが、ホテルに泊まるよりも最高だったことを考えると、安いかなと思います。

はしごがあって、上に登ることもできた。


キャンピングカーは家族におすすめ

何より家族での旅行におすすめしたい!車の中にトイレがあって、お風呂があって、ベッドがあって、広くて動き回れて・・・グランドサークルは1日で200kmほど移動したりするので、トイレにすぐ行けない時も車内でできて子供連れにはとてもよかった。お腹が空いたら冷蔵庫があり、お昼寝したければベッドがある。しかし大型車なので、揺れも笑えるほどダイナミック!
RVパークで排水を繋げるのはちょっと力が必要で、中2日、ガスがなくなって夜眠る時にとてつもなく寒かったのも今となっては良い思い出。

ここがお気に入りらしい(運転席の上にもベッド!)


何よりよかった、RVパーク

キャンピングカーの宿泊場所は、RVパーク(キャンピングカーが泊まれるキャンプ場)でした。何よりこのRVパークが、訪れるところ全てがよかった。
自然に囲まれた場所で、朝起きたら小鳥のさえずりと、夜に寝るときは満天の星と。場所によっては国立公園の中に宿泊ができて、3度訪れて感じたのは個人的にはモーテルやホテルよりもRVパークが最高によかった。国立公園内のモーテルは、予約するのに1年待ち…なところもあったりするので、この宿泊所のためにキャンピングカーを借りたいほど。特におすすめは、レイクパウエルとザイオン国立公園のRVパーク。ああ、でもモニュメントバレーも、セドナも、よかったなあ。

左から、ザイオンRV・セドナRV・レイクパウエルRVパーク


グランドサークルは回りきれないほど偉大

今回はザイオン国立公園→モニュメントバレー→レイクパウエル(アンテロープキャニオン)→グランドキャニオン→セドナ…を周遊しました。どこも偉大すぎて、他にも目移りする行ってみたい場所が多かったけど、今回一番滞在したいセドナを中心にしたので、それぞれ1泊から2泊ほど。個人的にはザイオン国立公園とレイクパウエルがお気に入り。両方とも川があって、山が美しいグランドサークル周りでは珍しいかもしれないけれど、水が感じられるとても心地よい場所でした。

ザイオン国立公園のウィーピング・ロック。水が滴り落ちる絶景


セドナは変わらない景色で迎えてくれた

ああ、帰ってきたー!というほっとする感じ。世界一のパワースポットらしいのですが、だからなのだろうか?ここにいる人たちはみんなにこやかで、街中ですれ違うと大体笑顔で挨拶を交わしています。
街が幸せに包まれているようで、太陽と、ボルテックスと、風がとても心地よい。
なんで好きなんだろう?それはよくわからないけど街の雰囲気が本当に幸せでいっぱいだから。今回の旅を経て、「こどもが20歳を迎えたら、ここに住みたいなあ」なんてふと浮かんできた個人的な夢が一つ増えました。訪れた11月はちょうど紅葉がとても綺麗で、ボルテックスや山々と、黄色とオレンジの暖かい木々たちがとてつもなく幸せな風がなんともいえない、ため息もの。

はー、ただいま。


ラスベガスとグランドサークルのギャップがハンパない

何よりこの旅のルートで一番好きなのは、大自然と人間の作り出す人工美の振り幅がすごいところ。大自然を感じてラスベガスに戻った時に、ギラッギラのネオンと、本当に人間?と思うシルクドュソレイユのパフォーマンスショーと、何もかも大きすぎるホテルに、「自然もすごいけど、人間もすごいな」と考えされる。
ラスベガスの最終日は、大体「ああ、私、こんな偉大な仕事しよう」とパワー満タンになって飛行機に乗る。その帰路は1回目も、2回目も、やっぱり3回目も同じでした。「ああ、癒された」と思う時間も好きだけど、個人的には「よっし。やるぞ!」と最後に思う旅が好き。このルートは、溢れるほどそんな気持ちにしてくれるから、何度も訪れたくなるんだと思う。

シルクドュソレイユ 人間の可能性ってすごい


そんな感じで過ごした14日。私にとっては大きな転機で、改めてここから始まる新しいきっかけに気がつくことができた旅でした。円安でアメリカはびっくりする物価だったけど、それを超える素晴らしい体験が今できたのは、タイミングと、周りの後押しと、一人ではなく信頼できる組織があるからこそだと改めて感謝でいっぱいになりました。また行くね!今回も素晴らしい体験をありがとう。


毎朝、この景色からスタートした14日間







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