日本でハロウィンの次にカーニバルが定着すると思われる4大理由

ハロウィンはここ10年ほどであっという間に定着した。

各種産業の企画関係者は次に定着する祭りを血眼になって探しているだろう。

その1つとして、カーニバルが挙げられる。

カーニバルは地域により所々形態が異なるが、おそらく最も定着するのはヴェネツィアのようなコスプレ+特別料理型と思われる。

理由は以下のとおりである。

1:一般人が気軽に参加できる

昨今の日本全土をターゲットエリアとした大型祭りの場合、想定する客層は一般人であり、また場所を問わず参加できることが前提条件となる。従前カーニバルとしてよく知られているブラジルのサンバは衣装等を考慮するとハードルが高い(寒冷地ではそもそも厳しく、羞恥心のハードルも高め)。これに対しヴェネツィアの場合はハードルが低めである(極論すると仮面だけでもOK)。

2:準備が少ない

この種の祭りを初期段階で拡散定着させるのは10~20代ターゲットの飲食・アパレル系のショップやスーパー等の小売店と思われる。こうした業種にとって、ヴェネツィア・カーニバルのような既存の食材や衣料素材の転用で賄える祭りは準備で新規インフラを購入することもほぼなく、従業員研修も少なくて済む。

3:競合する祭りが少ない

バレンタインデーとかぶる場合があるが、バレンタインデーは日本では女性ターゲットかつ関連業種がほぼ食料品(チョコ)のみであるのに対し、カーニバルの場合は男女問わず、かつ祭りとして各種イベントが打てるのでかぶらない。またひな祭りともかぶるがこちらも女性、それも幼児とその保護者メインで食料品と人形程度なのでかぶらない。むしろ正月と花見の間を埋める行事としては空いた時期でもある。

4:広範囲な業種がタッチできる

上記でも挙げたバレンタインデーやひな祭り、その他節分等については関連できる業種が少ないという欠点がある。特にアパレルや雑貨系、外食などが絡みにくい。また顧客参加型のイベントがやりづらい場合、交通機関やテーマパークなどが及び腰となる。カーニバルの場合、これらの業種もタッチ可能である。

後もう1点、あまり宗教性を考慮しなくて済む、という理由もある。こうした理由を踏まえ、施策のモデルケースを検討してみる。

仮装大会:ヴェネチアマスクに衣装をつけてコンテストを行う。アパレルメーカー・ショップと組んで開催。後援を得ればなお良し。大きくなればユニクロやドン・キホーテ等で廉価版衣装が販売されるだろうから市場拡大しやすいだろう。ヴェネツィアでも日本アニメ等のコスプレ大会があるのでそういう方向での拡大も考慮できる。

ダンス:上記仮想でダンス。

カーニバル料理:期間限定で揚げ菓子のフリッテッレ、あるいはニュー・オーリンズのキングケーキなど。アレンジ的な菓子(フリッテッレ風唐揚げやキングおかき?)なども出る可能性あり

上記イベントの拡大版:街中で仮装大会。各飲食店・スーパーでカーニバル料理。ダンスコンテストなど。

テーマパークなら上記イベントを一括して行えるし、イベントを町おこしの一貫で行い、電車バスが協力というケースもあるだろう。テレビドラマ/アニメ、映画、ゲームとのコラボという場合も。

あとは定着させるためにどれだけ続けられるか、という点。カーニバルで有名な都市と姉妹都市、というのならニュー・オーリンズの姉妹都市松江、ケルンの京都、サンパウロの大阪あたりか。ヴェネツィアとは直接姉妹都市はないが、堺や小樽、柳川のように運河水路のある街なら手を挙げる可能性はあるだろう。


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Yoshiteru Kawai

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