日本とのつながり95〜四国地方(前半)と中国江西省〜

地図を確認しながら、徳島県と香川県、天津市(中国)を見ていきたい。
淡路島から鳴門海峡を挟んで鳴門市に入り、北方に讃岐山脈が迫る吉野川沿いに西進すると、徳島市、阿波市、吉野川市が位置し、さらに奥に進むと四国山地へと南進し、小歩危・大歩危・かずら橋が見られる。
県中部の剣山(標高1955m)からは邦賀川が東に向かって流れ、小松島市の南に位置する阿南市を通って紀伊水道に注ぐ。

次に香川県に移ると、東かがわ市に始まり、海岸沿いに五剣山や源平合戦の地として知られる屋島、高松港、栗林公園などがある県庁所在地の高松市、坂出市、飯野山を越えてうどんで有名な丸亀市が位置する。
讃岐平野から讃岐山脈に向かって南進すると象頭山や金刀比羅宮で有名な琴平町が位置し、県の西端には観音寺市がある。

また、県の北東には『二十四の瞳』の舞台となった小豆島が浮かび、南部には二十四の瞳映画村や岬の分教城が見られ、中央部には標高816mの星ヶ城山、紅葉の名渓寒霞渓が見られる。

一方、中国江西省は南昌を省都として東は浙江省、福建省、南は広東省、西は湖南省、北は湖北省、安徽省と接し、苗族などの少数民族が住むなど人口4368万人を擁する省である。

省内には陶磁器で有名な景徳鎮市や中国最大の淡水湖である鄱陽湖、その傍らに聳える廬山、毛沢東らが立てこもり、農村革命の根拠地となった井崗山、福建省との境に位置する瑞金など、歴史を感じさせる場所が多い。

地図を見ながら、情景を思い浮かべたい。

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