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過去、現在、未来を多様に解釈する

過去は変えられないものと見るべきだろうか。
過去の事実は変えられないが、解釈は変えられる。
同じ事実であっても失敗とみなすか、成功への途中とみなすのかは、選択できる。
現在についても、それは言える。
一瞬不幸のどん底にあると感じたことを違う角度から捉えることで、幸運の入り口にいるのだと察知できるかもしれない。
未来について、絶望を意識することで、それとは異なる希望の未来を描くこともできる。


いったん仮に未来の事実を定めることで、それとは違う世界をイメージできる。
いったん仮に定めなければ、一通りの解釈しか生み出せない。
確かに、仮定は仮定でしかないという考えもあるだろう。
しかし、仮定するというアクティブなアクションこそが、豊かな世界の構想を可能にする。
青写真や理想があってこそ、未来は変えていけるものである。
たとえ、イメージ通りの世界にはならなかったとしても、それに近い形で実現することはありうるかもしれない。
あるいは、イメージを超える可能性もゼロではない。
それは人と人とのコラボレーションが生み出す相互作用が計算を越えてくることで起こるものだ。
人と人との知の化学反応が強い結びつきと創造力を発揮させ、思わぬ力に結びつくことはある。



仮定力とよんでもいいかもしれない、この力を基盤として、多様な解釈を行なっていくことこそが、変革を生み出すためには必要になる。
捉え直し、問い直し、メタ認知した上で、どこに向かうべきなのかを真剣に考える。
過去を捉え直し、現在を熟考し、未来を展望する。
こうしたことの繰り返しで、世界を豊かにしていけるのではないだろうか。


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