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ディズニーランドに行きました

どうやら、子どもの頃に1回だけディズニーランドに行っているらしい。

「周囲で自分だけが行っていない」との私の訴えを受けて、神奈川在住の祖父母が気を利かせてくれたらしい。

アウトドアにはしょっちゅう行く家庭だったのだけれど、テーマパークとはご縁がなかった。父親がテーマパークをあまり好まなかったためである。

それを不憫に思った祖父母が、連れて行ってくれたのだ。

かろうじて、ほんのりと覚えているが、ほんのりとしか覚えていない。


それがこの度、仕事(引率)でディズニーに訪れることになった。

私はプロである。こんなことではしゃいだりはしない。クールに引率にいそしむのみである。

舞浜駅

最寄りの舞浜駅に着くと(最寄り駅すら知らなかった)、めちゃくちゃ寒かった。

この日は特に風が強い日で、いくつかのアトラクションが中止になるくらいだったから、本当に寒かった。先達はもうちょっとそのへんを注意喚起してほしかった。

「もう春じゃん?」くらいな気持ちと服装で臨んだ自分がうらめしい。

エントランスまでの道のり

チケットで入場できるまでの道のりにも、ドキドキするような装飾や建物がたくさんある。

この日は平日だったのでただ歩くだけだったが、きっと混むときにはこのあたりから並ぶのだろうと思ったら、日本人の気の長さに絶望する。

遠くにはどうやら宿泊施設らしきものが見え、格差社会を思い知るのだった。

鼓笛隊の生演奏

あーだこーだあって、やっとのことで入場すると、遠くから鼓笛隊の音が。

やっぱりこういうのが大事である。

私も学生時代、よく遊園地で鼓笛隊をやっていた。日銭バイトとしてはなかなかの収入源で、ありがたかった。ゴールデンウィークは毎日入っていた。

ディズニーの世界へ

アーケードを抜けると、そうそう、これこれ、という町並みが待っててくれた。風間俊介君が紹介していたこだわりの町並みは、心を高揚させてくれた。

腹ごしらえ

とはいえ、まずは腹ごしらえ。飲食店で並ぶことはわかっているので、まずは食料を供給した。

高いといえば高いが、東京都に住んでいるとこんなもんかな、というくらいではあった。

さすが絶妙にグレードが高い。めちゃくちゃ逸品というわけではないけれど、ちょっとおいしい。

鳥のミュージカル

アトラクションに乗るつもりはあまりなく、もう半日ぶらぶらして過ごそうかと思っていたら、すぐに観られるミュージカルがあったので観に行った。

鳥の模型が既成の音源に合わせて動くだけなのだが、なかなか作りこまれていて、思いのほか楽しめた。

そうか、ディズニーは、こんな落ち着いた楽しみ方もできるのか。

動物のカントリーミュージック

せっかくなので、今度は別のミュージカルへ。

アメリカのカントリーミュージックの歴史を簡単に紹介しながら、個性的なキャラクターが歌唱を披露していく。

これらのミュージカルは、だいたい10分くらいなのもすばらしい。長いミュージカルなんて、子どもが飽きてしまう。短期集中で、ぎゅっと詰まった内容は、僕みたいな飽き性にもぴったりだった。

ディズニーキャラクターがちらほら

パーク内にはディズニーキャラクターがちらほら。

しかし、近づくのもはばかられるくらいの人の渦なので、遠くからその存在を目視するのみに留めた。

自然豊かな景色も良い

パーク内は自然も多く、散歩しているだけでも気分がいい。

ただ、この日はとにかく寒かった。

美しいものを楽しむ気持ちよりも、寒さを回避したい本能がわずかに勝った。

「美女と野獣」の世界へ

ディズニー作品の中で最も好きな作品の一つが、「美女と野獣」である。

「美女と野獣」の町並み

「美女と野獣」の町並みには大興奮だったし、そこで流れる音楽もアゲだった。

パーク内に入ってすぐ思ったことだが、パーク内の音響がとてもいい。屋外で流れる音にしては、生音のように立体感のある響きが感じられる。

そして大好きな「美女と野獣」の音楽が流れているのだから、気分はベルだ。歌い出したくなったし、ちょっと歌った。むしろ、この環境で歌をがまんできる人はいるのか。

この後入ったグッズ売り場で、音楽をくちずさんでいる人がいたので、「仲間~」と勝手ながら思っていた。

サングラスを購入

せっかく写真を撮るのにグッズが一つもないのも映えないので、ミッキーのサングラスを購入。かわいすぎる。

4D映像ミュージカル

4D映像によるミュージカルもあった。よく考えたら4D映像は初めてで、風や水の演出に驚いた。驚く以上にちょっと寒かった。できれば温風にしていただきたい。

「スモールワールド」へ

話の流れで学生と「スモールワールド」へ。外見はめちゃくちゃ好みで、「トゥーンワールド」の町並みも好きすぎた。

アートの塊

中はアートの塊で、これでもかと現れる作品群に見とれた。

やさしい世界

こういう体験を幼いうちにしてほしいし、こんな創造性とやさしさに満ちた空間に接した経験はその後の人生に大きく影響すると思う。

世界にはこんな夢と想像とやさしさに満ちた世界があるのだと思えるだけで、生きていける部分はある。

私は子ども時代にこのようなアトラクションにご縁がなかった。そのためか、こんな風に育ってしまった。

「シンデレラ城」の中にも入れます

王道のシンデレラ城も訪れた。

展示もまたとってもアート

ここでの展示もちょいちょいクセの強いアート作品がちりばめられていて、楽しめた。

鉄道に乗って

最後は鉄道に乗ってアメリカ開拓時代にタイムスリップ。

私は右端に座っていたので、めちゃくちゃちゃんと観ることができた。反対の左端に座っていた子どもには申し訳なかった。

アメリカ原住民の皆さん

寒かったこともあり、帽子も購入。多くの人が着けていた頭をすっぽり覆うぬいぐるみ状のグッズがずっとうらやましかったが、売ってなかった。

それでも、帽子が加わっただけで、全然寒さは違った。

さすがディズニーのオフィシャル製品はちょっと質がいい。思いのほか暖かかった。

はしゃいでなどいない。
はしゃいでなど、いない。

寒すぎたので、パレードを待たずに夕方で帰途へ。
思っていたよりずっと楽しい時間だった。
ただ、とっても寒かったので、次回はもうちょっと寒さ風対策をして来ようと思った。

帰り道もまたエモい


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