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イギリスの常備薬

さて、体調を崩したいとは思わないものの、崩れるかもしれないのが体調だし、包丁で指先をつついてしまうのは怪我をしたい時ではない、と相場は決まっている。

だから、まあ、元気なうちに小瓶でいいから買っておくと安心なのが常備薬だ。下にメジャーどころをあげておく。

ただ、薬類はアレルギー等あるかもしれないので最終的にはきちんとレーベルを読んでご判断を!


消毒薬と絆創膏

絆創膏はいい。とにかく見てわからないものではないから、だ。ちょっとした包帯やガーゼもあるといいけれど、これも見て買うのに悩むことはないだろう。

消毒薬は、というとそれはもう、1918年発売以来イギリス人に愛されているTCPが定番だろう。ちょっとしみるけれど、とりあえず大したことのない傷だったらこれで消毒しておけば大丈夫。

ちなみに、うがい薬としても使える、と姑は言うのだが、(そして裏のレーベルをみると確かにそう書いてある)匂いからして私には無理。我が家はイソジンを帰国時に買ってきている。


風邪薬

まずは子供から。子供の風邪は基本的にはCalpolが定番。Paracetamol (アセトアミノフェン)が子供向けに配合されているもの。言わずと知れた解熱鎮痛剤である。年齢によって幾つかバージョンがあるので自分の家庭にあったものを常備しておくと安心。携帯用の小さなサシェに入ったものもある。

昔は寝つきの悪い子供に飲ませたとかいう恐ろしい話もあり、(当然ながらぐっすり寝てくれる・・・いや、熱があるときに飲ませたのですが)「乱用しないように」と時折昔気質の看護婦さんに言われたりなんかもする。

ちなみに、日本にも輸入されているから使った人も多いかもしれないヴィックスヴェポラッブも(Vicks VapoRub・・・いつも思うのだけれど、思い切ったカタカナ変換をしたなあ・・・)定番。

大人は、というと、まずはLemsipが最初の対応、という人が多いのではないかと思う。粉状の薬をお湯でとき、レモネードのようになったものを飲む。

ゆず茶を飲んでいるような気分になるのだが、アセトアミノフェン他、薬物がしっかり配合されているから、飲み過ぎには気をつけること。ちなみにスーパーの独自ブランドのものの方がお安い。

Paracetamolそのものをそれだけで飲むというのもあり。鎮痛剤としても使われるので生理痛、頭痛もちの人も。


鎮痛剤

Paracetamol,およびIbprofenあたりが大概の家庭の戸棚に入っているはず。これはジェネリックなものなので、普通にスーパーで購入が簡単。


肌荒れ・あせも・オムツかぶれ

まずは肌荒れの薬としては1952年薬局Bootsが調合して以来愛されているE45を。普通に売っているようなハンドクリームでは効かないようだったらこれを試してみるといい。

あせも・・・はさすがにこの国ではなるのが難しいのだけれど、まあ、運動した後すれて炎症をおこした、であるとか、オムツかぶれのように消毒も兼ねたい、というときはきれいに洗った後、Sudocremだろう。こちらも1931年にダブリンで調合されて以来、しっかり定番で子供が生まれるとまずは買うことになる。


胸焼け

Gavisconという薬が一般的。錠剤と液体とあると思うのだけれど、おそらく液状の方が一般的なのではないかという感じ。ただ、私はこの薬が非常に苦手。なんというかバリウムを飲んでいるような気分になるのだ。

というわけで、胸焼けを起こすと毎回「がまんするか」「Gavisconを飲むか」という二択に頭を悩ませることになる。


口角炎

Cold sore(口角ヘルペス)だとか、口角炎などに頼られているのがbonjela.一度、他のメーカーのものに浮気をしたことがあるのだけれど、やはり何かが違う。まあ、なんですね、浮気はいけませんね。ごめんなさい。定番ものってそういうものなんだろうけれど。


我が家にはこの他もろもろ薬が転がっているのだけれど、基本、これだけあれば、とりあえず急場はしのげると思う。逆にいうとこれでしのげないくらいだったら、迷わず病院へGo!だ。


画像は基本的にBoots.comからお借りしています。問題があるようでしたらご一報を!

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