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願望達成力を高めてくれる「7つの寓話」

こんにちは、野口嘉則です。

あなたは、
どんな人生を送りたいと思っていますか?

今日は、
願望や目標を達成し、
望む人生を実現するための秘訣を7つ、
それぞれ心に深く残る寓話の形でお話しします


プレゼント企画のお知らせもありますので、
ぜひ最後まで読んでくださいね!



<流れ星に願いごとを言えると叶う、その理由>


「願望達成力が低い人」と
「願望達成力が高い人」では、
どっちの方が人生の満足度が高いと思いますか?

当然、「願望達成力が高い人」のほうが
人生の満足度が高いですよね。

それでは、
どうすれば願望達成力が高まるのか
をお伝えしていきます。


さっそく、1つめの寓話からいってみましょう。

うだつの上がらない男がいた。
男は公園を歩いていて、
古いランプが落ちているのに気づいた。

拾いあげてホコリを払っていると、
中から魔人が出てきていった。
「私を出してくれたお礼に、
3つの願いを叶えてあげましょう」

男は言った。
「おぉ、そうか。
じゃあなにを叶えてもらおうかな。
どんな願いでもいいんだね?」

魔人がなにも答えなかったので、
男は、ふたたび言った。
「どんな願いでもいいんだね?
答えてくれよ」

魔人は言った。
「1つめの願いは
『答えてほしい』ということですね。
では、答えます。
私は、どんな願いでも叶えられます。
では、2つめの願いをどうぞ」

男は焦って言った。
「えっ! 2つめ?!
ちょ、ちょっと待ってくれ」

魔人が言った。
「承知しました。
あなたの2つめの願いも叶います。
ちょっと待ちます」

男は慌てて言った。
「おいおい!
冗談は用意してくれよ!」

魔人が返答した。
「承知しました。
冗談は言わないようにします。
これであなたの3つの願いは叶いました。
さようなら」

こうして魔人は姿を消してしまった。


叶えたいことをサッサと言わなかったがために、
せっかくのチャンスを逃してしまいましたね。

さてここで、
やってみていただきたいことがあります。

「あなたがぜひとも実現したいこと」を、
今、こころの中で挙げてみてください


いくつでもいいので、
実現したいことや
達成したいことを挙げてみてください。


どうでしょう、挙げることはできましたか?


「実現したいこと」を、
すぐに挙げることができた人は、
実際に達成する確率が高いと言われています。

「流れ星が流れているときに
願いごとを言えたら、その願いごとは叶う」
なんて言いますよね。

これは実は、すごく理にかなってるんです。

流れ星が流れている一瞬のうちに、
願いごとをサッと言えるとしたら、
自分の願望や目標を、
日頃から意識しているということですよね。

自分の願望や目標が、
明確に言語化されて、頭の中にあるわけです。

そして、そこまで意識しているなら、
日々それに向かってなにかしらの
行動をしている場合がほとんどです。

「流れ星が流れている間に願いごとを言える人」は
その願望を達成する確率が高い、
というのはそういう理由なんです。


ということで、
願望達成力を高める1つめの秘訣は
「願望や目標を明確な言葉にすること」です。


ちなみに、言葉にするには、
紙やパソコンなど「文字に書き出しておくこと」
がとても有効です。


逆に言うと、願望や目標が
漠然としていたら行動につながらないので、
達成しようがありません。

「なにかしら、いい感じの人生にしたいな」
という思いをいくら持っていても、
具体性がないので、
どんな行動をすればいいかわからないですよね。

例えば、転職をしようと思うならば、
「転職をする」ということを明確に書き出し、
転職活動を始めることです。
「もっといい会社で働きたいなあ」って
頭の中で100万回考えたところで
なにも変わらないですからね。


いずれにせよ、
明確に願望や目標を意識することで、
行動につながり、達成に近づいていく
んですね。


<打てないボールは、打たなくていい>


次に、2つめの秘訣に
まつわる寓話をお話ししますね。

海岸でひとりの老人が
なにかを拾っては海に投げていた。



通りがかった若者が聞いた。
「なにをやってるんですか」

老人は答えた。
「ヒトデを海に投げかえしているんだよ。
今は干潮で潮が引いているから、
こうしてやらないとヒトデたちは
干からびて死んでしまうんだ」

若者は言った。
「何キロも続くこの海岸には、
何千匹もヒトデがいるんですよ。
それに、おなじことが
他のたくさんの海岸でも起きている。
そんなことをしたって、あなたは
なんの変化ももたらすことはできませんよ」



老人はまたひとつヒトデを拾い、
それを海に投げ返すと微笑んでこういった。
「わしは、今投げた
あのヒトデに変化をもたらしたよ」


どんなに大きな目標、どんなに大きな願望も、
小さな行動の積み重ねによって達成されます


ですから、目標や願望を達成したいなら、
自分にできることを見つけて
それを積み重ねていくことです。

いきなり大きな変化を望んでしまうと、
だれでも行き詰まってしまいます。

「そんなことやったってムダだ、
なんの変化ももたらさない」
みたいな発想になっちゃうわけです。


作家のロマンロランは
「英雄とは、自分のできることをした人である」
と言いました。

ヒーローとかヒロインというのは、
なにか特別なことをした人じゃなくて、
自分のできることを見つけてやった人だ
ということですね。

また、元プロ野球選手の松井秀喜さんの言葉に
「打てないボールは打たなくていい」
というものがあります。

彼のような選手でも、
苦手なボールがあるんですね。
それは打たなくてもいい、
自分の得意なボールを打てばいい、という話ですね。


つまり、願望実現のための2つめの秘訣は、
「できることを見つけて、
それを積み重ねていくこと」
です。


<批判されたときは○○○スキルが助けてくれる>


大切なことを教えてくれる寓話、
3つめをお話します。

山に登ってみようと、
10匹のカエルが集まった。



仲間たちの多くから
「ムリだ、やめておけ」と野次が飛び、
5匹は諦めた。

残った5匹は山を登っていったが、
途中でウサギから
「キミたちにはムリだよ」と言われ、
2匹が脱落した。

残った3匹はさらに山を登っていったが、
途中でヤギから
「山登りなんてくだらない、
疲れるだけだよ」と言われ、
また2匹が脱落した。



そして、ただ1匹だけが頂上まで登り切った。



その1匹が山からおりてくると、
仲間たちは一斉に聞いた。
「どうしてキミは頂上まで登れたんだい」

すると、山からおりてきたカエルはこう言った。
「え、なにか言った?」

そのカエルは、耳が遠かったんです。

唯一、頂上まで登ったカエルには、
野次が聞こえていなかったんですね。

この話に出てくる、
多くのカエルたちやウサギやヤギのように、
人がなにかをやろうとすると、
ネガティブなことや批判を言ってくる人は必ずいます。


頂上まで登ったカエルは耳が遠かったわけですが、
僕たちも、耳では聞こえていても、
こころのなかで聞き流すことができればいい
んです。


これを「スルースキル」と言います。


相手の言葉をはっきりスルーするやり方もあれば、
表面的には上手に応対しておいて、
こころの中でだけスルーする
というやり方もあります。


例えば
SNSなどで情報発信をする人のなかには、
ネガティブコメントや
アンチコメントなどに激しく凹んで、
発信自体をやめちゃう人もいますよね。

ネガティブなコメントを書きこまれたときに、
それを真に受けることなく、
スルースキルを身につけて使えるといいんです。

ネガティブコメントをスルーするためには、
考えかたや捉えかたを工夫するのが有効です。

自分に向けられたコメントって思うんじゃなく、
その書きこみをした人はどんな人か、
というのをこっちで想像するわけです。


たとえば、
「この人は相当フラストレーションが溜まってて、
もうどこでもいいから発散しないと
やってられないくらいなんだろうな。
きっとこういうコメントを
あちこちに書かずにおれないんだろうな。
お気の毒に」と考えると、
こころの中でスルーしやすいんですよね。


僕の知人で、
多くのフォロワーを抱えている人が、

「ネガティブコメントをする傾向
のあるアカウントのリスト、
つまりブラックリスト
みたいなものがあればいいのにな」

と以前思ったことがあるそうです。
ブラックリストに載っているアカウントを
片っぱしからブロックしていけば、
自分のアカウントの安全度が
飛躍的に上がるからです。


そこで彼は、
ネガティブコメントをしてくる
アカウントをブロックするたびに、
「ブラックリストが完成されていってる」
と考えるようにしたそうです。

そうすると、
ネガティブコメントが入れば入るほど、
自分のブラックリストが完成されるわけです。

この捉え方をしはじめてから、
かなりこころでスルーがしやすくなったそうです。


ということで、3つめの秘訣は
「スルースキルを身につける」です。


<あえて悪人になろう>


それでは、願望実現の秘訣寓話、
4つめに入りましょう。

トラ男さんの家は、
家族同士のケンカが絶えなかった。

いっぽう、お隣のシカ男さんの家は、
家族仲が良く、平和そのものだった。



ある日、
家の前でトラ男さんはシカ男さんに聞いた。
「我が家ではケンカが絶えず、
困っております。
シカ男さん、お宅はみなさん仲良いですが、
なにが違うんでしょうか?」

シカ男さんは答えた。
「もしかしたらトラ男さん、
あなたのうちは正しい人が
集まっておられるんじゃないでしょうか?
わが家は、悪人ばかりが集まってるんで
ケンカにならないんです」



いったいどういう意味か、
トラ男さんが聞き返そうとしたその時、
シカ男さんの家の中で、
なにかがパリン!  と割れる音がした。

つづいてシカ男さんの奥さんの声が聞こえてきた。
「ごめんなさい!
私が足元に注意してなくて、
お茶碗を蹴って割ってしまいました」

すると、今度は姑さんの声が聞こえてきた。
「いやいや、悪いのは私よ。
私がさっきお茶椀を床に置いて、
そのままにしてしまったのよ。
ごめんなさいね」

それを聞いて、トラ男さんは思った。
「なるほど、シカ男さんの家は、
たしかに皆、悪人だ。
『自分が悪かった』って謝るんだ。
そりゃ、ケンカにならないわけだ」



そしてトラ男さんは、
自分の家だったらどうなるのかを想像しました。

自分の妻だったらこう言うだろう。
「だれですか、
こんなところに茶碗置いたのは!
蹴って割ってしまったじゃないの」

自分の母だったらこう言い返すだろう。
「足元に注意しないのが悪いんでしょ。
本当にあなた、そそっかしいんだから」

トラ男さんは、
「自分は正しい、自分は間違っていない
と皆が主張するばかりの我が家では、
ケンカになってしまうわけだ」
と納得しました。


目標や願望達成していくプロセスにおいて、
人間関係はとっても重要です。

だれかにサポートしてもらったり、
協力をしてもらったり、
チームで目標に向かっていったり、
家族の理解を得たりと、
あらゆる場面で人間関係は関わってきますよね。


良好な人間関係を保つなかで、
特に大切なことの1つは
「正しいことを言わないこと」です。


正しさを語ると、対立が起きちゃうんです。
なぜならば、正しさは人の数だけあるからです。

100人いたら
100通りの正しさがあります。
なので、正しさを主張すると、
対立が起きるか、
もしくは片方が我慢をすることになります。


じゃあどうすればいいのでしょうか?


「正しいことを言うかわりに、
自分の気持ちを伝え、
そして相手の気持ちも聞き、
そしてお互いの気持ちを満たす方法を考える」
ということです。


言葉にすると簡単な原理なんですが、
やっていない人がめちゃくちゃ多いんですよね。

架空の例で説明してみますね。

ある女性がいます。

子どもが3人おり夫婦共働きですが、
彼女は収入としては十分だとは感じておらず、
経済的にはとても不安があります。

彼女の夫は、
週に3~4日ほど仕事の後に飲みにいきます。
彼女としては、
そんなお金の余裕もなく家計も苦しいため、
もうやめてほしいと思っています。

さらには、
飲んで帰ってくるときに連絡がなく、
いつも気が気じゃありません。

そのことでなんどもケンカをしてきたので、
ある時彼女は夫にお願いをすることにしました。


こういうときのコミュニケーションについて、
よくコミュニケーションのセミナーや
本に書いてあることがあります。

それは、You (あなた) メッセージではなく、
I(私) メッセージで伝えることが大事ってことです。

Youメッセージっていうのは、
あなたを主語にしていうメッセージですね。

「あなたは金銭感覚がないね」とか
「あなたは私に対して不誠実ね」とか
「あなたがやってることはお金のムダづかいよ」とか
「あなたは〇〇ね」っていうメッセージです。

このYouメッセージで伝えると、
相手は責められたと思っちゃうので、
抵抗したり戦いになりがちなんです。


そのことをこの女性は知っていたので、
夫に対して伝えたいことを、
YouメッセージではなくIメッセージで伝えました。

「私、お金に対して不安感が強いから
十分な余裕がないと安心できないのよ」

「あなたが連絡もくれずに
居酒屋に行くことで、
お金の不安も膨らむし、
大事にされてないと私は感じるの」

「もうあなたのことが
信用できなくなっちゃうから、
せめて連絡だけはしてちょうだい」

しかし、このあと
一時的に状況は改善したものの、
しばらくするとまた夫からの
連絡は来なくなってしまいました。

You メッセージではなく、
Iメッセージで伝えたにもかかわらず、
状況が改善しなかったのはなぜでしょうか?


それは、彼女が
「正しいことを言ってしまっている」からです。



「せめて連絡だけはしてちょうだい」と、
解決策を自分で決めて、
それを要求しています。

これは、
「自分の信じる正しさ」の押しつけなんです。


「不安になってしまう私のことを考えるなら、
あなたはせめて連絡はするべきよ」

「それがパートナーとしての最低限の誠意だよ」

という正しさを、
実は押しつけてしまっているんですね。


夫には夫の事情や思いがあります。

もしかしたら夫のほうは、
「飲みに行く連絡をしたところで、
すんなり行かせてくれるとは限らない」
と思っているかもしれません。

もしかすると、
そこで説教が始まったりして
ギクシャクすることを心配して、
気まずくなりそうな状況を
避けている可能性もあります。


つまり、それぞれの事情があるので、
解決策というのは一緒に考えるといいんです。
双方が納得できる解決策というのは、
必ずあります。

なので、
片方が解決策を決めて要求するのではなく、
お互いの気持ちを満足させられる
解決策が見つかるまで、
対話をすることが大切
なんです。


夫婦、友だち、親子、嫁姑。
こういったプライベートな関係では、
「なにが正しいかを語らず、
お互いの気持ちが満たされる方法を考える」
というのが4つめの秘訣です。


<どん底状態の経営者を救った紙切れ>


5つめの秘訣をお伝えする寓話は、
90年前の話です。

90年前、場所はアメリカ。
負債をかかえて行きづまっていた経営者マイクが、
公園でたたずんでいた。

彼は、もうダメだと思っていた。

通りかかった老人が、
思いつめたマイクの表情を見て、たずねてきた。

「なにかお困りかね?」

マイクは思いきって事情を話した。

すると、老人は小切手を切るとマイクに渡した。

「これを君にあげよう。自由に使っていい。
ちょうど1年後ここで再会しようじゃないか」
そう言うと老人は立ちさった。

マイクは小切手を見ておどろいた。

50万ドルの金額と、
大富豪ジョン・ロックフェラーの署名があった。

マイクの中に、希望が生まれた。

「これだけのお金があればなんとでもなる。
この小切手はすぐには使わず、
まずはベストを尽くしてみよう。
やれることを片っぱしからやってみて、
本当に必要になったらお金を使うんだ」

そして結局、彼は小切手を使うことがないまま、
1年以内に会社を立てなおした。

1年後の約束の日、
マイクは公園に行き、老人の姿を見つけた。

マイクは老人の方に走りより、老人に会釈をした。

するとそのとき、
1人の看護師が駆けよってきて老人をつかまえた。
そして驚くマイクに向かって看護師が言った。

「この人になにか言われませんでしたか?
この人、自分をロックフェラーだと思いこんでるんです」

マイクは愕然がくぜんとした。

そして、自分をどん底から救ったのは、
お金ではなかったということに気づいた。

マイクがもらった小切手は、
換金できない、ただの紙切れでした。

彼を救ったのは、お金ではなかったとしたら、
なんだったのでしょうか?


彼を救ったもののなかでも、
「なんとかなるという気持ち」
はかなり大きかったはずです。


「もうムリだ」
と最初マイクは思っていました。

だけど、老人から小切手を渡されて、
「なんとかなるという気持ち」になったことで、
彼は行動を起こしたわけですね。



僕たちは、
なんとかなるという気持ちがあれば、
希望を持つことができ、行動できる
んです。


あなたも、これまでの人生、
すごくツラかったときや
めちゃくちゃ悩んだことってありますよね。

でも今、このnoteを読んでいるということは、
あなたが生きているということ。
つまり、なんとかなったということです。


5つめの秘訣は、
「人生はなんとかなる、それを忘れない」ことです。


<最悪に見える出来事が、実は最善の出来事>


では、願望達成力があがる秘訣、
6つめのお話をします。

昔、インドにジャナカ王という王様がいた。

そしてその家臣に、
アシュタバクラというものがいた。

王様から「お前はどう思う」と聞かれると、
アシュタバクラはいつも
「人生に起きることは、すべて最善のことでございます」
と答えた。

王様はそんなアシュタバクラを信頼し、
いつもそばに置き、どこにでも連れて行った。



そのことに嫉妬した他の家臣たちが、
アシュタバクラに罠をしかけた。



ある日、王様が手にケガをした。

家臣たちはアシュタバクラに、
「王様がケガをされたことをどう思う」と聞いた。

アシュタバクラはいつものように、
「起きることはすべて最善のことです」と答えた。

家臣たちはこのことを王様に告げ口した。
「アシュタバクラは、王様がケガをされたことも
最善のことだ、などと申しております」

それを聞いて怒った王様は、
アシュタバクラを牢に入れた。


そして王様は、他の家臣を連れて狩りに出た。

狩りの途中、
王様は1人で森の奥深くにまで入っていき、
そこである部族に捕まってしまった。

その部族は、儀式のときに
人を生贄として捧げ、火あぶりにするのだった。

ところが、彼らは火あぶりの直前になって、
王様が手にケガをしていることに気づいた。

キズものは生贄にできないので、
彼らは王様を解放した。



無事に帰ってくることができた王様は、
すぐにアシュタバクラを牢から出して謝った。

「アシュタバクラよ、お前が言ったとおり、
私が手にケガをしたのは最善の出来事であった。
ケガのおかげで私は命びろいをした。
だけど、そんな大事なことを教えてくれた
お前を私は牢に入れてしまった。
どうすればつぐなえるだろうか?」



アシュタバクラは答えた。

「王様、私はいつも
人生に起きることはすべて最善のことだと
申し上げているじゃないですか。
私が牢屋に入ったのも最善のことだったんです。
もしも私を牢に入れてくださらなかったら、
私は狩りでもいつでも王様のそばから離れないので、
私は王様と一緒に捕まっていたことでしょう。
そしてケガをしていない私は、
生贄になっていたことでしょう。
だから、牢に入れていただいたことは
最善のことだったんです」



これを聞き、王様はやっと悟った。
「そうか、人生に起きることは
本当にすべて最善のことなんだ」と。

僕たちは、
目先だけを見て物事の良し悪しを判断しがちです。

[ケガをした=悪い出来事]
[牢に入った=悪い出来事」
って考えちゃうんですね。

だけどそれは、
たった一つの視点から見たときの解釈なんです。

長期的な視点で見たり、
全体を様々な角度から俯瞰すると、
実は悪いことではなかったりします。

むしろ、本当に俯瞰すると、
最善のことが起きている
んですね。

とあるリサーチで、
「自分のことをどのくらい幸せだと思いますか」
という質問に対して
「とても幸せだ」
と答えた人たちがいました。

「とても幸せだ」と答えた人たちに、
さらにこういう質問を投げかけました。

「あなたが今の幸せを実現する過程で、
もっともカギを握った出来事は、
どんな出来事ですか?」



そうすると、
過去のツラかった出来事や
悩んだことを語る人が圧倒的に多かった
んです。


もし僕がこの質問をされたとしても、
「対人恐怖症で4年間苦しんだこと」
を挙げるような気がします。

つまり、その出来事が起きた当時は
悪い出来事に見えていたものも、
後になってみればベストな出来事だったわけですね。


人生で起きる出来事は、
偶然に起きているんじゃなく、
必然的に起きています。

必要があって起きています。
しかも、ベストな出来事が起きているんです。

そのことをアシュタバクラは知っていたんですね。


ということで、6つめの秘訣は
「実はうまくいっている、ということを忘れない」
ということです。


以前ブログでさらに詳しく話しているので、
ぜひ参考にしてみてください。 ↓


<あなたの願望達成のカギを握っているもの>


願望をもっていながら、
「○○○のせいでムリだ」
って思っている人がおおいです。


たとえば
「起業したいけど
妻が大反対しているからムリ」

「キャリアアップしたいけど
子供が3人いるからムリ」

「転職したいけどパワハラ上司に
嫌味を言われそうだからムリ」

「少し休みを取りたいけど
夫が協力してくれないからムリ」


そんなふうに思うときに、
次の寓話を思い出してください。

ある村に、神童と言われる天才少年がいた。



彼の友人たちが言った
「君は天才だ。
だけどいくら君でも、
山に住む仙人様にはかなわないだろう」

天才少年は言った。
「僕が仙人様にかなわないだって?
いいだろう。みんな僕についておいで」

少年は友人たちを連れて
仙人の住む山に向かった。



その途中、少年は鳥の巣を見つけ、
ヒナを1羽つかまえてきて言った。

「仙人様を打ち負かす方法を思いついたぞ」

「このヒナを手のひらで包みこむように持って、
手の中にいるヒナが
生きているかどうかを仙人様に当てさせるのさ。
死んでるって言ったら、
生きたまま見せればいい」

友人のひとりが聞いた。
「仙人様が生きてるって言ったらどうすんだ」

天才少年は言った。
「僕の親指で気づかれないように
そっと首を絞めて、死んでるよって見せる」

友人たちは言った。
「それなら勝てるな。やっぱり君は天才だ。
仙人様も君にはかなわないだろう」



そして彼らは仙人のところにたどり着いた。

仙人を前にして、
天才少年は勝ちほこったような顔で言った。
「仙人様仙人様、
僕の手の中のヒナは生きてるでしょうか、
死んでるでしょうか?」

すると仙人は、
すべてを見透かしたような目で少年を見つめ、
微笑んでこう言った。


「少年よ、その答えはキミの手が握っている」


この話を紹介したのは、
最後の仙人の言葉をお伝えしたかったからです。

「答えは、キミの手が握っている」


あなたが願望を達成できるかどうか。
あなたがあなたの望む人生を実現できるかどうか。

その答えは、
あなたの夫や、妻や、親や、上司ではなく、
あなたが握っているんです。


願望実現のための秘訣7つめは、
「人生のカギを握っているのは、ほかでもない
自分自身なんだということを忘れない」
ということです。



<プレゼント企画>


さて、ここまで、
望む人生を叶えるための秘訣をお伝えしましたね。

そしてもう一つ、
願望を実現させていく前提として、
めちゃくちゃ大切なことがあります

僕は若いころ、自己実現したい一心で、
さまざまな自己啓発書を読んだり
たくさんのセミナーに出ました。

それにも関わらず、

家では相変わらず妻と
おなじようなケンカを繰り返し、

仕事では相変わらず
おなじような悩みを抱えていました。


いろいろと学んだはずなのに、
空回りばかりしていたんです。

「こんなにたくさんのお金と時間をかけたのに、
どうして僕の人生は変わらないんだろう」
と思っていたとき、ある言葉に出会いました。



それはユング博士の言葉です。

「自己実現をするためには、まず、
自分という人間の心理的な土台を作る必要がある」


これは建物に例えると、
まず基礎工事をする必要があるということですね。

僕にとって、これは目からウロコでした。

能力開発や成功法則をたくさん実践していたけど、
僕は、自分自身のこころの土台づくりには
まったく取りくんでいなかったんです。

つまり、基礎工事をしていないのに、
その上に立派なビルを建てようとしていたので、
空回りばかりしていたんですね。

そのことに気づいて以降、
僕はまずこころの土台づくりに
しっかり取りくみました。

その結果、人生を変えることができ、
自分自身を変えることもできました。


そこで、
自己実現には欠かせない
「こころの土台づくり」について
今回メールセミナーをプレゼントします

毎年この時期だけにする
プレゼント企画なのですが、

僕がnoteやSNSで発信している内容よりも、
かなり踏みこんだ内容を9回にわたって
じっくりとお伝えします。


「自己実現のための7つの原則」
メールセミナーを入手したいかたは、
以下のページからお申し込みください。

ぜひ、楽しみにしていてくださいね。


<まとめ>


今日お伝えした7つの寓話と、
それぞれの寓話が教えてくれる願望実現の秘訣。

あなたのお役に立つとうれしいです。

<まとめ>
・願望や目標を明確な言葉にする
・出来ることを積みかさねる
・スルースキルを手にいれる
・大切な人間関係のなかで、正しさを語らない
・人生はなんとかなる
・すべての出来ごとは最善でしかない
・人生のカギを握るのは、他のだれでもない自分
・上記7つの秘訣を有効にするためには「こころの土台づくり」が不可欠

僕のnoteでは、読めば読むほど
「自己肯定感が高まり」
「人間理解が深まり」
「人間力が養われる」
コンテンツをお届けしています。

これからも確実に自己実現へ向けて進みたい方、
ぜひフォローしてたくさんのヒントを受け取ってくださいね!

それではまた、次回の更新をお楽しみに!



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