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家庭学習の土台を作ろう〜保護者に求められる「見守る」姿勢【Aflevering.253】

 小学生になった子どもの家庭での学習習慣を付けたい時、苦労を感じる保護者の方も多いのではないでしょうか?特に海外生活で日本語の力をつけていくためには家庭学習の役割は大きいのは間違いありません。しかし、子どもが嫌がっているのに無理やり勉強させるのは、日本語能力以上に失うものが出てきてしまいます。

家庭学習について、保護者が持つべき姿勢について「ベネッセ保護者通信」から学んだことをまとめておきたいと思います。
学習とはいっても特別なことをする必要はなく、子どもとの関わり方について過干渉になっていないかを確認する良い機会になるかもしれません。この情報がお役に立てば嬉しいです。

子どもの時間感覚はまだあやふや

 自分のやりたいことが優先になりがちな頃なので、保護者がさりげなく気づかせるような声掛けが必要になります。ただ、最終的には子どもが決定して始めたという認識を持たせることが重要です。ここで親に言われてやるという癖をつけてしまうと、その後もそのままズルズル言われないとやらないという習慣がついてしまいます。なるべく自主的に取り組めたという達成感や充実感を重視しましょう。

結果や答えの正しさではなく、取り組む姿勢や勉強したという事実を認める

 多少の間違いには目をつむり、学習を自分でできたという小さな成功体験にしてあげたいところです。もし間違っていて書き直しが必要な場合も、消しゴムで消すのではなく、その横にスペースを作って正しい文字を書くようにしてあげると、消す負担を感じずに取り組めます。

勉強して良かったと思えるように

 努力することを褒められると、学習に対するポジティブなイメージを持つことができるので、また頑張ろうという気持ちが芽生えます。上手く取り組めない日も出てくると思いますが、成長したところや良いところをたくさん認めてあげて、勉強への楽しいイメージを育てることを優先すると、その後の子どもの姿勢も変わってきます。

 子どもにとって、お家の人から「監視」されているのではなく、「見守られている」という安心感の中で学べるようにサポートすることが必要です。今後の学習の姿勢にも関わってくるので、信じて見守るという気持ちで家庭学習を支えてあげていただければと思います。

ベネッセ保護者通信より

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