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【白も黒も関係なく】エノコログサ

食事の準備や洗い物をするときに、何となくYouTubeで音楽を聴いていることが多いのですが、先日おすすめ(?)に、下の曲が出てきました。

Official髭男dism 「Chessboard」
NHK全国学校音楽コンクール中学校の部の課題曲になっているのですね。
ゆったりとした優しい曲調で、思わず家事の手を止めてリピートしてしまいました。
合唱バージョンは聞いていないのですが、どんな感じなんだろう?

白と黒に塗り分けられたチェスボードをこの世界に例え、若者の成長や人生の選択について歌った内容になっています(追記:私の勝手な解釈です…。若者限定ではないかもしれませんが、中学生が歌うと、きっとそんな風に聞こえるのでは…)。

行ける場所、行けない場所、目指すべき場所

Official髭男dism ー Chessboard

という歌詞が出てくるのですが、「行けない場所」という歌詞はちょっと珍しいかな?と思いました(そんなことないのかな?)。

そして、以下のような歌詞もありました。

振り返れば優しく揺れる猫じゃらし
白も黒も関係なく芽生えた
穂先で心を揺さぶりながら ・・・

Official髭男dism ー Chessboard

歌詞の中では、世界の中で自分の役割や立ち位置がわからないまま迷っていた若者が、次第に地に足を付け、自分で人生を選択していく様子が描かれているのですが、
そんな風景の中に、ふっと出てくる猫じゃらしの役割はなんだろう…と考えました。

歌の歌詞とは少し離れますが、思い出したことがありました。
子どもが小さいとき、一緒に外を歩いていると、私は植物が気になり、子どもに興味を持ってもらおうと「見て! 花が咲いているよ」「実がなっている! 面白いね」と伝えていたのですが、子どもは今一つ興味がわかない様子でした。
私がスマホで写真を撮影し始めると「何しているの? 遅れちゃうよ、早くしてよ」と子どもにせかされる始末…。役割が逆ですよね。。

しかし、どうしても私は子どもの興味を植物に向けたくて仕方なく…。
そんなときは、道端の猫じゃらしを抜いて、子どもの顔をコチョコチョ…。すると、とたんに子どもは笑顔になり、猫じゃらしを渡すと反撃してきます。
気に入って、家に帰るまで猫じゃらしを手放さずに持っていることもありました。

猫じゃらしこと、エノコログサの花言葉は「遊び」「愛嬌」とのこと。
歌詞の中に出てくる猫じゃらしは、迷える若者にとって、白も黒も忘れて無心になり、遊び心を思い出させてくれる存在なのかもしれません(違うかも?)。

エノコログサの中で、よく見かけるのは、穂が真っすぐなエノコログサと、だらんと垂れているアキノエノコログサですね。

写真が小さくてすみません…多分エノコログサ
アキノエノコログサ

ほかに、穂が金色っぽいキンエノコロもありますよね。
毛がざらついているザラツキエノコログサもあるとのことですが、見たことがありません(沖縄に多いそうです)。

庭ではそれこそやっかいな雑草になってしまうエノコログサたちですが、子ども時代の遊び心を象徴するような、独特の存在感がある植物だな…と思います。

久々にこういう感じの記事を書きましたが、やっぱりとりとめなくなってしまいました。
(台風には、どうぞくれぐれもお気を付けください)

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