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続・華麗なる衝撃

前回、国民食とも言われる「カレー」について書いた。長くなったので今回もその続きを書いていくのだが、その前にちょいと言いたい。
「カレーは国民食」と、よく言われる。言われる事に異論はないんだが、他にも国民食って言われてるモノがあるよね?
ラーメンも国民食って言われてるし、街に出ればハンバーガーショップや焼肉屋が溢れてるし、フライドチキンやデリバリーPIZZAのCMを見ない日はない。全部海外から来たものなのに、全部が日本に馴染んでいる。

本国顔負けの本格的なモノもあれば、完全に日本風にアレンジされたモノもあるのはカレーと同じだな。

PIZZAなんてアメリカンPIZZAピザから入ってイタリアンPIZZAピッツァが認知されたし、ハンバーガーもアメリカの巨大チェーンから始まって、どうやって食べるのが正解なのかいまだに分からないグルメバーガーなんてモノも出てきてるけど、テリヤキやライスバーガーという独自路線もある。

日本式の焼肉は韓国では食べられないし、クリスマスにフライドチキンを食べるという不思議な文化も根付いてしまった。

トンカツを卵とじにしてご飯に乗せたり、コロッケを蕎麦に乗せたり、スパゲティにタラコをえたり…そしてそれがキチンと美味しいという所が日本人って貪欲なんだなぁと感心するよ。

ここがヘンだよ日本人的な事だけどホンモノに対するリスペクトされあれば、こういうのも文化としてアリだと思っている。

ちなみに、日本で初めてサンタクロースが登場したのは明治時代の児童教材に使用された物語「北國ほっこく老爺おやじ 三太九郎さんたくろう」でトナカイではなくロバを連れていたのだ。
※このお話では主人公の少年はキリスト教の敬虔けいけんな信者となっている。こういう所はすごく大切なのだ。

そんな日本でカレーが独自の進化をしたことは当然と言えば当然であるし、そこに大きな感慨も疑問も持たず生きていた。
しかし、ある日ホンモノの衝撃を受けた。

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