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フォローとファンを再定義してみよう


生活の中にあたかも昔からいたような顔しているSNS
このSNSにはフォロー・フォロワーという関係性の数字がある。
事業会社でエンジニアをしている自分としては、「価値」「顧客」「ユーザー」「ファン」という言葉をMTGの中でよく耳にする。
前回は価値を言語化して思考がスッキリしたので
今回は、「フォロー」「ファン」という言葉に注目してモヤモヤを言語化してみようと思う。

▼前回の記事はこちら

フォローする理由

SNSではフォローをすることで、その人の投稿がタイムラインに流れるようになっている。まずは自分がユーザーとして「どのような人をなぜフォローしているか」を振り返ってみる。

  • 勉強会に登壇していた人

    • 登壇スライドが参考になったため今後もその技術の情報を知りたい。

    • 人柄がよく参考になった。

  • 自分の好きなモノの発信者

    • 自分が好きでその情報を知りたい

  • 業務で参考になった人

    • 技術記事が非常に良かったため更新を期待している

  • 勉強会の懇親会で会話した人

    • 対面であって会話したことでその人を多少知っている&挨拶

  • 実際に会ったことがある友人

    • その人を知っている

整理すると、下記のイメージだ。
・顔も声もわからない人をフォローすることは少ない
 →人となりが分からないので怖い(安心感がない)
 →アウトプットが好きなものだとフォローする。

・こちらが相手のことを知っていて好きな場合フォローする

・対面で会い、人柄が良かった人は基本的にフォローしている

・アウトプットがない人は判断できないのでそもそも認知できない

意外にも相手を知っていないとフォローしないこと、知らなくてもアウトプットが良いとフォローすることが理解できた。あくまでこのフォローしている状態は相手の投稿を知りたい状態だ。

ファンになるとは?

ここまででフォローするパターンを理解することができた。
次はファンの定義を引用してみよう。

「ファン」とは、自社ブランドや商品・サービスを熱狂的に支持してくれる顧客

ファンマーケティングとは?事例やメリットを解説
https://commmune.jp/blog/202212080312/

企業やブランド・商品が大切にしている価値を支持してくれている人

https://amzn.asia/d/6bkjILv

熱狂的に支持すると書かれているとハードルは高い気もするが
私にもファンになった経験がある。

・コーヒーの味なんてあまり分からないのに、SNS・noteでストーリに興味を持ち、実際にコーヒー豆を購入したこと

・勉強会のスライドが非常にわかりやすく理解が進んだため、フォロー&投げ銭をして応援したこと

・自分の好きな番組のチケットを購入し・グッズを身につけライブに行く

・愛用しているサービスのイベント、はたまたボランティアスタッフとして運営に携わった。

自分が良いと思ったら有料会員なるし購入だってする。実際にお金・時間を消費して支持することが「ファン」かもしれない。

ファンになる要素を分解する

ではここから、なぜファンになった要素を分解したところ下記の二つになると感じた。

・人柄を知り興味を惹かれた(人が良かった)
・制作物が非常に好きだった(商品が良かった)

ざっくりいうと、「人軸」「商品軸」

人軸では、自身の個性・ビジョンに惹かれ、その人らしさが必要になる。特にインフルエンサーと呼ばれる人はこの面が強いですよね。周りと同じようなことをしているけどその人だから面白い

商品軸では、周りにある競合商品と比較して優位な部分に惹かれる。クリエイターならその人の作品、企業ならその商品が他より良いものなら優位性が高い。

どちらかの軸を高めていくかを考え、その軸で価値を提供していくことがファンに出会うきっかけとなるだろう。しかし、どちらの軸を選んでも相対的な価値で優劣が付く。どちらが自分に向いているかをしっかり考えることが重要になるだろう。

個人的に技術系の発信では分かりやすいが重視されており商品軸が大きいと感じる。(技術職だからかな?)
しかし、自分の強みが少ない中で情報発信していく場合は人軸→商品軸のパターンが多いと推測する。ある程度自分なりの武器(スキル)があると商品軸→人軸が多くなるのでしょう

身の回りにエンジニアが多いのため偏っているかもですが、下記のような事例があった。

人軸
・業界のことをユーモアも含め紹介する
・AWS全冠・〇〇資格保持
・ストイックな日常を動画投稿
・人と変わった特技

商品軸
・難しい情報をわかりやすく図解する
・技術記事・技術動画を投稿する
・面白い個人開発
・便利なサービス・事業

しかし、どちらかの軸に突出していても、ファンになる過程で片方の要素が気になる(自分はなる)。そのため下記イメージで進めていくと効率的なのかもしれない。

・強める軸を決める
 ↓
・片方の軸を最低限用意する
 ↓
・徐々に底上げをしていく

まとめ

あくまで「ファンを作る」ではなく「ファンと出会う」が正しいだろう。
自分の作りたい世界観に共感・応援してくれる人が増えたらなんて素晴らしい世界なんだろうか。これまで何回か情報発信しているが、がむしゃらに得意ではないものを続けていたため、自分が目指した世界観を作り出せていなかった。しかし、自分の好きなもの&やりたいことができたのでどうせならしっかりとイメージを作成してから取り掛かろうと思う。自分の作りたい世界観とはどのようなものなのか人に説明できたらかっこいいよね。もっとしっかりクリエイターをしていたら商品を出せるが、全然そんなものないので地道に自分を育てていくしかない(そりゃそうだ)
もっとエンジニアをやらないとね!

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