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すべての経験を糧にする

「悪いことが起きませんように」という気持ちは、裏返せば、「いいことばかりの毎日」を願うということです。それは、ある意味でわがままと言えます。
 人生は山あり、谷ありですから、そんなことはありえません。しかしながら「いいこと」の解釈を変えると、そんな夢のような毎日が手に入ります。その解釈とは、「いま、このときにしかない経験をさせていただいている。その経験自体には、いいも悪いもない。今後の行動・努力しだいで、なんだっていいことになる」というものです。
 実際、そのときはつらく、苦しくても、あとになって「いい経験だったなぁ」と思うことは多いはずです。すべての経験がその後の成長の糧になるのです。
このことを禅語で「日々是好日」といいます。

枡野俊明「小さな悟り」p219 三笠書房

悪い事が起きませんように・・は素直な願い

いいことばかりの毎日だったら嬉しいかもしれないけれど、それを願っている訳ではなく、言葉の通り「悪い事」が起きないことを願うときはある。
悪いこと・・望まないこと・・正直嫌だもんね。
悲しくなる出来事は特にね。


人生は山あり谷あり

楽しいことも、悲しいことも、腹立つことも、嬉しいことも、疲れることも、悩むことも、苦しいことも、勇気が湧くことも、幸せに思うことも、元気がなくなることも、いろいろ経験するのが人生。選択や逃げることもあれば、逃れられないこともある。

未来は、山も谷も平野も海も空も宇宙も仮想空間もありになるかもね。


受け止め方は自分次第

「あー嫌だ、逃げたい」「嬉しい、やったー」とだけ思うか、「この経験をさせてもらってるのは有難いこと」とも思うか、自分次第。
「嫌なことは忘れよう」「嬉しいことは続けばいいな」と思うか、「この経験を活かそう」と思うか、自分次第。
受け止め方で、見え方も変わってくるんだよね。


「糧」は量だけじゃない

自分次第で、すべてが糧になる。
この「糧」って、「お米」の「量」が増えていくイメージかな・・なんて想像しちゃって、ただ消費するだけじゃない、経験が増えていくみたいなイメージをすると、玄米だったり白米だったり、品種も色々だったり、「糧」もそれぞれで量だけじゃないんだろうな・・なんて思ったり。
経験から得るものは、量でもなく、比べるものでもなく、自分にとって大切な人生のヒントだったり、スパイスだったり、四次元ポケットだったりするんだろう。

それでも、嫌なことや悪いことは起きませんようにと思いたくなる時はあるものです。それでも・・ですね。

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