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たたかう君のことをわからない人たちが必ず笑う

これから僕は珍しくもない、よくあることをお話しします。

あまりにも当たり前のこと過ぎて欠伸が出るかもしれませんが、よければ最後までお付き合いください。

孤高の君

ある日の教室での出来事です。

君がクラスのみんなの前で自分を表現したとします。
そうすると、必ず!身近な一番馬鹿な子が率先して笑います。

そして次に、その笑っている子に追従し別の馬鹿な子たちが笑いはじめます。そして次に、それ以外の子たちが何がなんだかわかってもいないのにつられて笑います。

やがてクラスのほとんど全員が君を笑うでしょう。
つまり笑っていないのはその真ん中にいる君だけです。

この本当の意味が分かりますか?

人が本当の自分を生きると周りは必ず笑うということです。
でもよく周りを見てみてください。

必ず居るはずです、周りの笑っている子たちの中に、笑っていない子が。
そうです、その子です。

数は少ないですが、必ず理解者は居るのです。
つまりはそういうことなのです。

君の表現はそうした一部の君を理解できる子たちだけのものだということです。その他大勢の君を理解できない子たちは、はじめから相手にしなくてよいのです。

逆に君を理解できずに笑った子たちを気の毒に思ったり、その子たちに理解できるように君を下げなくてもよいのです。

本当の君を捻じ曲げてまで、理解できない子たちのために何かをしようとしないでください。可能性はかなり低いですが、君を笑った子たちがやがて君を理解できるようになったときのためにも、君は君であり続けてください。

特に君を真っ先に笑ったバカ代表の子たち、その子たちを理解しようとしないでください、人生で最も無駄な時間が流れます。

君は何処までも君であり続け、高く高く飛び続けてください。
君はそのために生まれてきているのですから。

君はこの世界で最も気高く、美しく、ゆえに他の誰も理解できないだけなのです。

まさかとはおもうのですが、このようなことはありえないことだとは思うのですが、よもや周りから理解されないことにより自分が取るに足らない存在であり、誰からも尊敬されず、何の取り柄もなく、生きている価値が見いだせないとか一度でもお考えになったことはありませんよね?

この世界で最も愛されるべき存在である筈の君が??
この世界そのものである至高の存在である筈の君が?

真に不敬なことながら、僕はそんなおバカな君をこそお笑い申し上げます。

どうか今後二度と自分のことを疑わないでください。
自分を信じろなどとは申し上げません、ただ疑わなければよいのです。

君は気づいていないのでしょうね。
仮に地球上の全員が君を笑ったとしても、銀河に居て君を見ている人たちは誰も笑っていませんよ??

君には夜空の星々が、君を笑っているように見えているのですか?

あの星々の瞬きは君への愛のエールに他なりません。
降り注ぐその光の瞬きから目を逸らして足元ばかり見ている君。

それは君がこの銀河で最も強い勇気を持っている力強さの証です。
だってそうですよね、君はいつも一人ぼっちで頑張っているのですから。

いつだって助けを求められるのにそれを自ら放棄しているのですから。
なんという勇気と力強さでしょう、でも君は気づかない。

君の握るコブシの先に滲むその血が証明書

偉そうになんだと君は僕に怒るかもしれませんね。

お前なんかに何がわかると、近くにいたらそれこそぶん殴られるかもしれません。でもそれでいいのです、だってこれを僕に書かせたのは他でもない君なのですから。

君にはその力があるということです。
何故なら君こそが唯一無二の存在だからです。

自分をこの世界で最も小さな存在であると思い込んでしまうほどの力の持ち主。この世界で最も素晴らしい力を持って生まれながら、あたかもそうでないかのように生きる力の持ち主。

それが君の正体。
その君がその握りしめた手を開き、夢を掴もうとした瞬間。

それをいつも僕たちは奇跡と呼んで、そのことをずっと夢見ている。
僕たちが誰よりも物凄い力を秘めて生まれてきた君にできることなんてない、だからずっと僕たちはただ見ていることしかできないのだ。

そう僕らはもうずっと長いこと君をただ見ているのだ。


タイトルイラスト

ノウチさんよりお借りしています。
ありがとうございます。

著者プロフィール

私、ナスノの簡単な自己紹介となります。
惹かれたら是非ご覧ください。

いつも本当にありがとう。 これからも書くね。