Nasuno

随筆家。初随筆集『陽の響』準備中『月の調』。noteは手軽に記事を読みあったり交流でき…

Nasuno

随筆家。初随筆集『陽の響』準備中『月の調』。noteは手軽に記事を読みあったり交流できる素晴らしい広場。 いつもありがとう。

マガジン

  • 昴の心臓さざれ石

    人類の始まり文明の勃興をなぞらえることにより、今の世の成り立ちの経緯を、できうる限り簡潔に表現することを試みたものです。 現に今、分断や競争の世となっているように感じられるのも、この世界の仕来たりに基づいた流転によるものであることが、紐解かれていきます。これまでの人生が、生きづらく苦しいものであったと感じる人ほど、成り立ちや仕組みを理解することによって、実体験と照らし合わせることにより、その心が軽やかとなります。そうと分かればあとは簡単、毎日を楽しく自分らしく生きればよいとなるから。 踊る阿呆にみる阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃ損々♪

  • タイトル画像に使用させていただいたクリエイターの皆様

    みんなのフォトギャラリーなどからタイトル画像に使用させていただいたクリエイターの皆様のプロフィール記事および固定された記事をマガジンとしておまとめさせていただいています。いつもお世話になっています、ありがとうございます!!

  • 陽の響

    「自分を周りの人と比べてしまう」「社会とのギャップを感じる」「自己肯定感が低い人」「自分への無価値観を感じる」「なんだか生きずらい」…誰もが日々抱く葛藤や思いを優しく解きほぐすように綴りました。 心に余裕がない、過去のトラウマ、将来への不安が頭の中で響く。そんな落ち着かない日に何気なく手に取って開いて読んでください。 noteで3年間連載したエッセイの中から、特にご好評いただいた随筆を収録。本書『陽の響』は、筆者によるはじめての随筆集です。

  • 画像を使っていただいた皆様

    記事のタイトルや記事内の画像に、私の作成した画像を使用していただいた皆様の記事を紹介させていただいています。たくさんの画像の中から選ばれたご縁に感謝します。

  • 公式コンテスト参加作品

    note公式の企業とコラボしたコンテストへ出展した作品です。

最近の記事

  • 固定された記事

初エッセイ集「陽の響」出版【随筆】

この度、noteでの活動3周年を迎えるにあたり、自身初となるエッセイ集を出版する運びとなりました。書籍内容は、noteで連載しておりましたものの中から、40エピソードを選ばせていただきました。それに伴いまして、誠に勝手ながら過去の一部エッセイが下記マガジンへと移動となっております。 (表示内容がおかしくなってますが、そのうち治ると思います) Kindleダイレクト・パブリッシングを知り、昨年中にこれまでの記事をまとめた随筆集を出版しようと思い立ち、遅れることはや約一年余……

    • 人類の誕生と現代人

      今より約40万年ほど前、一部の旧人類に『それ』が起こりました。自我の目覚めです。それまで右脳中心に生きていたと思われる人類、その左脳に急激な進化が起きたということ。 例えるなら旧約聖書に記される『知恵の樹の実』の話。 まるでスマホが人知れずアップデートするように、ごく自然な働きによって誕生したはじまりの人々を、ここでは仮に『アベルの一族』と呼びます。 アベルの一族は、黒い肌で手と足が長く精神的に幼さが見受けられました、『心ここにあらず』といった感じだったのです。これは善

      • noteポイントが当たったら素敵な記事に出会った!

        こちらの記事は、先日行われた『10万人にnoteポイントが当たるキャンペーン』に、当選したご縁から読ませていただいた記事の中で、特にスキだなと思った作品のことを書かせていただこうと思います。 校正のバイトをしててよく直す箇所10選タイトルを一目見て直感しました。『文章を書いているうちに、何がなんだかわからなくなる』そんな私のための記事だと! 実際に記事内では、校正・校閲の際のポイントを簡潔に述べて下さっており、各ポイントをひとつひとつ自分に当てはめながら読み進めていくと、

        • 正道を素直に歩む

          人生には、ノウハウや攻略法のようなものはない。 誰も答えは教えてくれないし、あとから答え合わせをすることも不可能。 そもそも答えなんて初めからないということ。 誰も助けてなどくれない、その必要がないことをわかっているから。 困っているように見えて、その人にとって必要だからそれが起こる。 この世に被害者はいない、それは妄想。 他力本願はやめて、自力で生きないと。 自分で歩んだ後にできる道を正道と言います。 その道には良い悪い、高い低い、早い遅いも無い。 毅然と

        • 固定された記事

        初エッセイ集「陽の響」出版【随筆】

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        • 昴の心臓さざれ石
          1本
        • タイトル画像に使用させていただいたクリエイターの皆様
          152本
        • 陽の響
          45本
          ¥500
        • 画像を使っていただいた皆様
          7本
        • 公式コンテスト参加作品
          43本
        • ご紹介いただいた記事
          5本

        記事

          神も仏もない世界

          この世には、神も仏もありはしない。 だって、今日も無慈悲な事件で弱い人々が犠牲になっている、この世に神や仏がいるならば、そのような行いを許すはずがないだろう。 こう誰もが一度は、思いめぐらせたことがあるのではないでしょうか? 私も若い時分には、さきほどの意見と心同じく、この世はなんと無情なものであろうと、人並みに憤りを感じたりしたもの。しかしながら、人生も半ばとなった今日、ようやく神や仏、あるいは人間の行う愚かな所業について、理解できるというよりも、腑に落ちる思いなのです。

          神も仏もない世界

          己の道を行く先に待つもの

          これまでがそうであったように、これからも男たちが、というよりも世界の仕組みが、あなたを洗脳してくる。 「もっとこうするといいよ」 「それは効率的じゃないとか」 あたかもあなたが変であるかのように。 なんだか自分が何もしらない、無知でおバカな子だって思ってしまいそうになるね。 でも大丈夫、彼らは何も知らないだけ、もうすぐ全部ひっくり返る。 あなたは何も間違えてなかったと自分で気づくから。 過去のトラウマが、過ちだと思っていたことの全部が、ここで繋がるから。 だか

          己の道を行く先に待つもの

          漠然とした人生の意義

          私が若輩のころ、やり手とされる社長さんに言われた話。 「なすの君、君はどのくらい稼ぎたいんだ?」 当時若かった私、どうしてお金のことをいきなり聞かれるのかわからぬまま、なかば促されるようにこう答えた。 「月収100万円、年収1200万円すかねぇ」 すると社長は鼻息荒くこう言うのです。 「目標に具体性がない、お金の使い道、目標の時期や場所」 本当に目標を達成したいのならば、具体的に決める必要があるだろうと。若かった私は、それの何が正しいのかわからぬまま曖昧に頷く。

          漠然とした人生の意義

          生きるか死ぬかの問題か

          「逃げ場がないから死ぬしかない」 私も若いころは、そのようなことばかり考えていた時期がありました。 学生時代、勉強もスポーツも恋愛も何も頑張らなかった私。小説や漫画を読み耽り、ゲームに明け暮れる毎日。 卒業後、新卒で何もわからずにサービス業に入ったはいいものの、何年も苦労し最後は死にたくなっていました。これは、あらかじめ調べようともしなかった自分の落ち度。 はじめの石ころで転んだら、もう後戻りもやり直しもきかないのか、無理げーじゃんなんて、周りのせいにするほど心は弱って

          生きるか死ぬかの問題か

          良かれと思ったお節介は余計なお世話?

          周りから見て、たとえどんなに愚かな行為であったとしても、本人にとっていま必要だからそれをしているとすれば? であるなら、周りの人たちのどんな愚かな言動も、自分には無関係。 自分の価値観をもとにお節介を焼くことは、余計なお世話なだけでなく、むしろ相手から貴重な体験の機会を奪う行為。これに気づけない限り、周りが気になり続ける。 自分が一時的に気持ちよくなるために、自分が良かれと思う行為を周りに押し付け続け、やがてようやく己の行為の愚かさに気づけるのです。自ずから気づくために、

          良かれと思ったお節介は余計なお世話?

          結局自分だけ、それって寂しいこと?

          周りの人は自分が優しくしたり、心配したりするために居てくれているって聞くとどう思いますか? 心配は、心を配ると書きます。相手を思いやり気を使うということ。 相手の気持ちになって、相手の立場で物事を考えるのは大事、ただし相手がどのような人であるかは無関係、どのような人にも分け隔てなく接することが大切だから。 あくまでも自分が相手にどのように接するかのみが重要。 相手が優しいから優しくするのではなく、相手が偉い人だから礼儀正しくするとか、相手を見て自分の身の振り方を変えた

          結局自分だけ、それって寂しいこと?

          理想と現実、偶像と虚構の世界

          この人は本物だ、この人は大丈夫。いいえ、それは誤りなのです。 偶像崇拝、って聞いたことありますか? では、こう考えてみてください。オンラインサロンなどで人を募り、講演やレクリエーション的なことをしている団体があるとしましょう。その方々は、きっと今後の目標のために活動をしていると思います。 そのための目的として、支援者を募るための謳い文句、これをビジネスモデルやマネタイズといいます。ビジネスモデルによくある形として、みんなで心惹かれることをして、心響かせあって、幸せになろ

          理想と現実、偶像と虚構の世界

          おめでたい人に僕はなる!

          僕は恥じる。いい歳して実際の行動で示さず口ばかり。何をどうすればいいのかわからず、ただ同じ場所で佇んでいる。同年代の背を追うこともできず、協力するために駆け付けようともしない。いつも頭の中で妄想ばかり。立派な妄想を実際に叶えようとしない。 僕は自分の文章を恥じる。何も伴っていないから。 「薄ぼんやり(竹千代と同じ)」僕の学生時代のあだ名。 何事も考えすぎ、歩みが遅く、周りからそう揶揄されていた。それでもなお、仮に周りから馬鹿正直と言われても、時代から大きく遅れたとしても、

          おめでたい人に僕はなる!

          足るを知る生き方とは

          つい先日、総務省より『日本の総人口 前年より60万人近く減少と推計』という発表がありました。 こうした発表を受け、きっと沢山の方が自問・内相の機会を得たと思う。 「どうすれば人口の減少を抑えられるか?」 「少子高齢化について、どうすればいいだろう?」 その議論はわかるし、余地はあるだろう。でも忘れたくない、人の力で何とかしようとする高慢さを。 できることがないと言っているのではなく、そもそも『何か対策を』と行動する時点で、欲によってそれが行われるのであっては本末転倒。

          足るを知る生き方とは

          地獄とはこの現実のことである

          「善くない行いをすると地獄に落ちるよ」 私は子供の時分に、母親にそう言われ「???」となり、「ナゼ?」と聞き返したが明瞭な答えは返ってこなかった。 これは当然の結果であっただろう、母親は仏教の教え自体を重要と思いそう言ったのではなく、ただ子供である私にモラルを説くためのたとえ話として話してくれたからである。 かつてお釈迦様が、この世の真理を余すところなく、方便として後世の私たちに残してくれたように。 それでは準備はよろしいか? 己の心の世界を自ら紐解いて参るとしまし

          地獄とはこの現実のことである

          本当の幸せに気づくとき

          自分が不幸せだと感じている人にとても多い考え方のパターン。 「神がいるなら、今すぐわたしを幸せにしてみろ」 こう聞くと大半の人が、切ないような悲しい心持になるかと思います。 なぜなら、それは『傲慢』だからです。 また、自分以外を信じられないという『哀れな心』を表しているからです。 いま現在、幸せな人はこう思うものです。 『神様がいるなんて素敵』だと。 決定的な違いは何か。 それが『気づき』です。 神様を信じて、日々を生きたらどうなるのだろう? そう気づいて

          本当の幸せに気づくとき

          人間宣言2024春

          誰もが自分の思い付きの力や想いの強さを軽視、わかっていない素振り。 その一方で、願えば叶うとか日和見的な見識を持ち続けていたりする。 自分が持って生まれた力なのだから、大切に磨いて自由に使えばいいのに。 あたかも忘れてしまったかのように、自分の可能性を出し渋っている。 何もかもうまくいかないから、憤って、焦って、やり場のない思いはやがて競争や争いの火種となる。 そんなの当り前だよ、秘められた力をほとんど使わずに生きてるんだもの。 ・・・いや、そもそも自分とは何か。

          人間宣言2024春