※文章に関するチャートなどの画像は基本的に文章の上に置いています。日経新聞などとは逆になっているのでご注意下さい。
※この記事での価格は基本的に楽天のマーケットスピードFXで表示されたBIDの値です。FX会社によって数値に多少の差があることを予めご了承下さい。
※値動きの理由には色々な見方があります。この記事に書かれていることは、絶対的な解ではなく、関連性の高いと思われるものを独断で抜粋した一個人の見解です。

超要約１週間 11/20～11/24

11/21(火)の途中までは先週に引き続き下落。しかし、FOMC議事録がタカ派的内容だったことなどからリバウンドし始めました。大きく下がったところで押し目買いが入ったことも、上昇を手助けしたかもしれませんね。
11/22(水)に発表された新規失業保険、ミシガン大消費者信頼感指数が強い結果だったことからさらに値を戻し、149.5円を上回りました。
それ以降は感謝祭で休みだったことや、米PMIが微妙な結果だったことから揉みあいの展開となりました。

11/20(月)

ゴトー日ということで午前は上昇し、150円にタッチしそうな場面もありましたが、１日を通して見ると先週からの流れを引き継いで大きく下落。
市場は12月に利上げすることはないと見ていることや、また、来年の利下げを市場が織り込み始めているということでしょう。

ご覧の通り、2024年5月の利下げ観測が高まっています。
ちなみに上の図は525-500が現在の水準なので、500-525が利下げを意味します。１週間前や１ヶ月前の棒グラフと比べると、パッと見た感じでも上がっているのが分かります。
ただ、今後の経済指標の結果次第では、再び利下げが遠のき、高金利が長引く可能性もあるので注意が必要です。

おまけに深夜に発表された景気先行指数も弱い結果でした。

11/21(火)

午前は引き続き下落しましたが、午後になっても下げ続けるということはなく、ジグザグに揉み合いました。

しかし、夜になると上昇して巻き戻しが起こりました。
FOMC議事録は方針に大して変化はなかったが、ややタカ派的な内容であるため、先週からのムードに水を差すような感じになったのでしょう。
他に上昇した要因としては、
・ロンドンフィキシングのドル買い
・10年債利回りの上昇
・下げ過ぎでしょという市場の判断
・押し目買いを狙ったロング勢の動き
なども挙げられると思います。
中古住宅販売の結果は弱いものでしたが、それよりも上記の要因の力の方が強かったのでしょう。

11/22(水)

午前中は小動きとなりましたが、午後からはうねりながらも上昇しました。

新規失業保険、ミシガン大消費者信頼感指数が強い結果だったこともブーストとして働き、149.5円を上回りました。

11/23(木)

夕方にかけて下げましたが、夜になって結局戻りました。
NY市場では、感謝祭によりアメリカは休日でした。
リバウンドした要因として、ユーロも英国もPMIが強く、円が売られてユーロ円、ボンド円が上昇していたことも影響があるかもしれません。

11/24(金)

午後11:45に発表された米PMIは、製造業が弱く、サービス業が強い結果で、総合PMIは前回と同じ水準となりました。
市場の反応はあまり大きくありませんでした。

その他の通貨の動き

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ECB議事要旨は追加利上げもまだあり得ることを示唆する内容でした。
一方で、市場はＥＣＢはこれ以上の利上げはしないとの見方が強いようです。日銀を以外の主要中央銀行の中では、最も早く利下げをするのではとの声もあります。

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上の表は主要各国の政策金利を表にしたものです。
11月分の金利がまだ記入されておりませんが、今年のトルコと他の国の推移を見ると、異常さが分かりますね。

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EUも英国もPMIは強い結果でした。
ユーロ円もポンド円も上昇していますね。

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