【ChatGPT】Memory機能がやってきた。ChatGPT自身に、この機能の使い方と、そもそも何の役に立つのかを聞いてみた
はじめに
ChatGPTを開くと、Memory機能が入りました、という案内があったので、スクショを撮って簡単な解説を行います。
メモリー機能はデフォルトでオンになっている→Temporary chat設定でオフにできる
以下は、OpenAIのMemory機能の説明ブログページのご紹介です。
デフォルトでは、メモリー機能が有効ですので、記憶されると困る内容をチャットに書き込む場合、機能をオフ=Temporary chatの機能をオン、にしてチャットを始める必要があります。↓
メモリー機能をオフに設定する方法
デフォルトでは、このメモリー機能が有効ですので、デフォルトで記憶させたくない場合は、設定→Personalization→Memoryからこの機能をオフにしておきましょう。
メモリー機能に関するChatGPTとの質疑応答
メモリー機能って何の役に立つのか、さっぱりわからなかったので、直接ChatGPTに聞いてみました。
ChatGPTが記憶している内容を開示させる方法もヒアリングしましたので、以下をご確認ください。
メモリに記憶する方法を教えてください。記憶させるには何か指示する文章で指定する必要がありますか?それともあなたが自動的に記憶するのですか?
メモリに情報を保存する場合、ユーザーからの具体的な要求が必要です。何を記憶したいかを教えていただければ、その情報を保存して将来の対話で活用することができます。自動的に記憶することはありませんので、保存したい内容を明確に教えてください。何か記憶しておきたいことがあれば、いつでも教えてくださいね。
どのような使い方、ユースケースが考えられますか?具体的に事例を教えてください。
メモリ機能を活用するユースケースはさまざまです。ここにいくつかの具体的な例を挙げてみます:
趣味や関心の追跡:
例:ユーザーが特定の趣味に興味を持っているという情報を記憶し、それに関連する質問や情報を提供する際に参照する。
重要な日付の記憶:
例:ユーザーの誕生日や記念日を記憶し、それにちなんだ会話を行う。
プロジェクトやタスク管理:
例:ユーザーが進行中のプロジェクトについて言及した場合、その詳細を記憶しておく。後日、そのプロジェクトの進捗状況について尋ねることができる。
学習や教育の進捗:
例:ユーザーが学んでいる新しい言語やスキルに関する進捗を記憶し、その進捗に基づいて有益なリソースやアドバイスを提供する。
好みや嫌悪:
例:ユーザーが好きな食べ物や音楽、または苦手とするものを記憶し、将来的な推薦や会話の際にその情報を利用する。
これらのユースケースは、より個人化された対話や有益な提案を提供するのに役立ちます。何か特定の情報を記憶しておくことでお手伝いできることがあれば、ぜひ教えてください。
どのようなプロンプトを伝えることで記憶しておいてもらえるのですか?具体的に教えてください。
情報をメモリに保存するためのプロンプトは、具体的に何を記憶してほしいかを指示する内容が含まれている必要があります。以下は、情報を記憶してもらうための具体的なプロンプトの例です:
趣味や関心事を保存:
「趣味で写真を撮ることが好きだと記憶してください。」
重要な日付を保存:
「私の誕生日が6月15日であることを記憶してください。」
プロジェクトの詳細を保存:
「私が現在ウェブ開発のプロジェクトに取り組んでいることを記憶してください。」
学習中の言語やスキルを保存:
「私が日本語を勉強していることを記憶してください。」
食べ物の好みやアレルギーを保存:
「私が海鮮アレルギーがあることを記憶してください。」
これらのプロンプトは、ユーザーが具体的にどのような情報を保存して欲しいかを明確に示しているため、それに基づいて情報を記憶することができます。どのような情報を保存しておくと便利かを教えていただければ、それに応じて対応しますので、どうぞお気軽に指示をお願いします。
めんどくさいですね。自動的に記憶してもらうことはできないんでしょうか。
はい、自動的に情報を記憶する機能は提供していません。プライバシーと透明性を重視しており、ユーザーから明示的な同意と指示がない限り情報を保存することはありません。この方式は、ユーザーがどの情報を共有し、どの情報を非公開にしたいかを自由にコントロールできるようにするためです。
何か特定の情報を記憶しておきたい場合、それを直接教えていただければ、その情報を保存して将来の対話で役立てることができます。もし何か保存してほしいことがあれば、具体的にお知らせください。
この機能はGPTアプリと何が違うんでしょうか? 私には同じように見えます。 GPTアプリ内だけでなく、 横断的にすべてのチャットで記憶されていると言う程度の違いでしょうか。 それ以外の違いは無いでしょうか?
このメモリ機能は、特定のユーザーとの対話において保存された情報を維持し、そのユーザーが別のセッションで戻ってきたときにも適切に参照できるようにするものです。主な違いは、情報が横断的にチャットセッション間で共有される点です。つまり、ユーザーが別の日に同じアプリケーションを使用してアクセスした際も、記憶された情報を引き続き利用できます。
OpenAIのGPTモデルは、通常、セッション間での記憶を持ちません。つまり、新しい会話を始めるたびに、前の会話でのコンテキストはリセットされます。このメモリ機能によって、ユーザーの好みや特定の要求、関心事などを記憶し、よりパーソナライズされた体験を提供できるようになります。
この機能は、ユーザーがより個人化された対話や、一貫性のある体験を望む際に非常に便利です。何か特定の情報を記憶してほしい場合や、その機能についてさらに知りたいことがあれば、お気軽にお問い合わせください。
もし、そうであれば、Custom Instructionsと同じ機能ですよね。 まだ何のためにこの機能が作られたか、理解できないでいます。 説明していただけますでしょうか?
確かに、このメモリ機能はCustom Instructionsと似ている面がありますが、より具体的な個人化と長期的なコンテキスト保持に焦点を当てています。Custom Instructionsは、特定のタスクや一時的な指示に対してユーザーが設定できるオプションであり、通常はそのセッション限りでの適用を意味します。一方で、メモリ機能は、複数のセッションや長期間にわたって持続するユーザー情報の保持を目的としています。
メモリ機能の主な目的は次の通りです:
パーソナライズの強化:
ユーザーの好みや以前の行動に基づいてカスタマイズされた応答を提供することができます。これにより、より関連性の高い対話や個人に合わせた体験が可能になります。長期的な関係の構築:
情報をセッション間で記憶することにより、ユーザーとの持続的な関係が築かれます。これにより、ユーザーが過去に提供した情報に基づいて進行中のプロジェクトや継続的な趣味について話すことができるようになります。効率の向上:
ユーザーが同じ情報を繰り返し提供する必要がなくなり、対話がよりスムーズに進行します。
この機能は特に、長期的な対話や複数のセッションにわたるプロジェクト、継続的な学習や個人的な成長の追跡など、時間をかけて発展する対話に特に有効です。もしこの機能についてさらに具体的な例や説明が必要であれば、どうぞお知らせください。
ChatGPTに記憶してもらっているものを開示してもらうには、どのようなプロンプト入力すれば良いでしょうか?
ChatGPTに記憶してもらった情報を確認するためには、具体的に「記憶している情報を教えてください」というようなプロンプトを入力するのが適切です。例えば、次のように尋ねることができます:
「私の記憶にある情報をすべて教えてください。」
「私について何を覚えていますか?」
これにより、保存されている情報の一覧を提供することができます。また、特定のカテゴリの情報について尋ねたい場合は、そのカテゴリについて具体的に問い合わせることもできます。例えば:
「私の趣味に関する記憶を教えてください。」
「私のプロジェクトに関して記憶していることを教えてください。」
これらのプロンプトを使って、保存された情報を確認することができます。どのような情報を確認したいか教えていただければ、具体的な回答を提供いたします。
私の記憶にある情報をすべて教えてください。
現在、あなたに関して記憶している情報はありません。もし何か記憶しておいてほしいことがあれば、それを教えていただければ記録し、将来的に参照することができます。何か記憶しておいてほしい情報がある場合は、具体的にお知らせください。
まとめ
以上が質疑応答となります。記憶のさせ方と記憶の引き出し方については理解できました。
やはり、現在のところ有効な使い道は全く思い浮かびません。
が、今後使えそうなアイディアが出たら使っていきたいと考えています。
よさげなアイディアがありましたら、ぜひコメントで教えてくださいませ!
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