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カウンセリングについてのあれこれ

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カウンセリングとは、どんなものか、難しい言葉を極力使わず、お伝えしていきたいと思います。
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記事一覧

「ハードなアプローチは有害か?その3 吉福伸逸さんとの出会い」

吉福伸逸さんは、私が最も影響を受けたセラピストです。 1970年代後半から1980年代、トランス…

向後善之
1日前
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「ハードなアプローチは有害か?その2 エッジを超える」

抑うつ的な日々をすご押していたAさんは、当時「セミナー」と呼ばれたグループワークに参加し…

向後善之
9日前
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ハードなアプローチは有害か?その1 Aさんの事例

以前は、激しい動きや大声を出すグループセラピーが多かったのですが、最近では、もっとソフト…

向後善之
10日前
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「◯◯理論・技法は、古い?新しい?」

前回、全てのカウンセリング技法・理論は、完璧ではないので、クライアントの状況に応じて、理…

向後善之
2週間前
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「相手の窓から外を見なさい」

カウンセリング技法・理論だけでたちどころに回復・・・なんてことはありません。 一つの技法…

向後善之
3週間前
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「共感・傾聴は基礎ではなく、実は高等技」

「共感・傾聴はカウンセリングの基礎だ」という方がおられるのですが、僕は、賛成できません。…

向後善之
1か月前
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「アドバイスは、せいぜい1セッション1回」

クライアントのプロセスを信頼するという姿勢を忘れてしまうと、「私でなければ、このクライアントは治せない」という思い上がりを生んでしまうことがあります。これは、カウンセラーが決してやってはいけないことです。そうした態度は、カウンセラーとクライアントの対等性を崩してしまいます。 カウンセラーが教える人、クライアントが学ぶ人という関係性になってしまい、カウンセラーがクライアントさんのペースを忘れて、ついつい押し付けがましいアドバイスをしてしまったりしてしまいがちです。 アドバイ

クライアントのプロセスを徹底的に信じる

クライアントが回復していく原動力は、自己治癒力、あるいは、成長へのエネルギーです。 回復…

向後善之
1か月前
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ジョンとポールとカウンセリング

1957年7月6日、リヴァプールのウールトン教区教会で開催されたガーデンパーティで演奏していた…

向後善之
1か月前
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人は自然に成長する・・はず

人に干渉するのをやめれば、彼らは自分で自分の面倒をみる。 人に命令するのをやめれば、彼ら…

向後善之
1か月前
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