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【百年ニュース】1921(大正10)6月4日(土) 児童文学者の巖谷小波(いわや さざなみ)が帝国劇場で作家活動三十周年記念の公演。演目は「鉢の木」等で盛況。巖谷は日本初の創作童話「こがね丸」を作っただけでなく,「桃太郎」「浦島太郎」「花咲爺」など今日有名な多くの民話を再生させ幼い読者に届けた。

1921(大正10)6月4日(土) 児童文学者の巖谷小波(いわや さざなみ)が帝国劇場で作家活動三十周年記念の公演が開催されました。演目は「鉢の木」等で親子連れがつめかけて大変な盛況となりました。

巖谷は1870(明治3)生まれ。本名は岩谷すえお。父の岩谷いちろくは著名な官僚で貴族院議員、また書家としても有名な人物です。巖谷小波はドイツに留学していた兄の巖谷りゅうたろう、が日本に送って来た『オットーのメルヘン集』という本で、児童文学に関心をもったと言われています。

1891年(明治24年)に日本初の創作童話「こがね丸」を作り、その後も「桃太郎」「浦島太郎」「花咲爺」など今日有名な多くの民話を、わかりやすい童話に再生させ、幼い読者に届けました。

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巖谷小波


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