マイナー民話『タカキビの根はなぜ赤い』

都市伝説が好きで、各地を巡って伝説を集めているうちに、地方固有のマイナーな民話や伝承を『誰もみんわ』と名付けて集めることが趣味になってきました。中には「何を教訓にすればいいんだろう?」と謎が残る民話も数多くあります。
今日紹介する『誰もみんわ』はこちら。

タカキビの根はなぜ赤い 
『新編日本の民話 愛媛県』より

理系の香りただようタイトルですがその内容たるやなかなかぶっ飛んでいます。
記述をか

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マイナー民話『屁ひり娘』

昔から都市伝説が大好きで、いろんなジャンルの芸人さんが都市伝説を発表するライブ『密噺』というライブを立ち上げるに至りました。

日本各地を旅して様々な話を集めています。10年ほど前にネット上を騒がせた『神戸の空き家いりませんか?』という書き込みや、霊現象を表すと言われている秩父にある『その他の危険』の道路標識など、その謎を突き止めるために現場に行きました。

その際、その地方の民話や伝承を調べるこ

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民話の挿絵

なんとなく「民話」っぽく。

こういうタッチで絵本を描いてみたいナ。

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ありがとうございます♪
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元図書館員が語るストーリーテリングの魅力

皆さん図書館でストーリーテリングを聴いたことはありますか?
「ストーリーテリングって何? ビジネスで使うアレ?」「図書館のイベントなんて子どもと一緒に絵本の読み聞かせをしてもらったぐらい」「そもそも図書館自体何年も行ってない」という人も多いかと思います。

ストーリーテリングとは - コトバンク 
https://kotobank.jp/word/ストーリーテリング-802216

今回おはなしす

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3ヶ月後を楽しみに。

わたしの母は民話の素語り
(朗読ではなく、原稿を見ずに、
昔ながらのおばあちゃんの昔話のように
物語る方法です)
のボランティアをしていました。

母が活動していた民話の会は
最後には平均年齢が80歳を超えたのではと
思いますが、さすがに会員さんの高齢化も進み
今年、活動が終わりました。

母は途中からの参加でしたが、
それでも31年間活動していたそうです。

我が母ながら

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ありがとうございます、嬉しいです♫
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胆沢の民話㉙

『忘れていった小袋』

参考文献:「いさわの民話と伝説」 胆沢町教育委員会

昔々、ある村外れに、正直者の爺さんと婆さんが住んでおりました。あまり正直すぎて騙されることが多く、貸したものなど返されることは滅多になく、10人に1人もあればいい方で、ほとんどは返されることなどありませんでした。

そんな風なので村人たちは、爺さん婆さんを正直者と賞めるどころか、この頃では「お人好しの馬鹿者」と陰口を言う

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v(*´ω`*)vイェイイェイ
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胆沢の民話㉘

『豆のはなし』

参考文献:「いさわの民話と伝説」 胆沢町教育委員会

昔々、あまり近所付き合いもなく、村外れにひっそりと暮らしている爺さんと婆さんがありました。二人だけの、それに年寄りだけでもあるので、そう散らける訳もないのですが、清潔好きの老夫婦は、毎朝毎朝丹念に掃除をすることを楽しみにしておりました。

その日も爺さんは板間の方、婆さんは土間の方を、お互いに親しい声を掛け合いながら掃除をして

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(*´ω`*)わー
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胆沢の民話㉗

『一粒の豆』

参考文献:「いさわの民話と伝説」 胆沢町教育委員会

昔、爺さんと婆さんあった。婆さん板前(板の間)を掃き、爺さんは庭を掃いた。爺さん庭掃いていると、豆っこ一粒出てきて、コロコロどこまでも転んでって、観音様の前の穴っこさ入った。爺さんが、その穴を掘っていったら、お堂の中に地蔵様が立ってた。

「地蔵様、地蔵様、豆っこ一粒転んでこながしたべか。」

って聞いたれば、

「ああ、転んで

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v(*´ω`*)vイェイイェイ
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胆沢の民話㉖

『ショウブとヨモギ』

参考文献:「いさわの民話と伝説」 胆沢町教育委員会

昔、爺さんと婆さんがあった。婆さんは何年か前に死んでしまった。

爺さんは常々、食わないで稼ぐごけ(後妻)さんほしいと言ってた。

そだから、誰もごけ婆様世話する人も無くていた。(紹介する人がいなかった)

そのうち誰が世話したどいうこともなく、どこからか、いい塩梅の婆様があって世話するようになった。

シマイ(炊事)は

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( ˘ω˘ )
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胆沢の民話㉕

『三枚のお札』

参考文献:「いさわの民話と伝説」 胆沢町教育委員会

昔、ある山さ近いお寺に、和尚さんと小僧がいたど。

三月三日の節句の日に、お仏様に上げる桜花(マンサク花、もしくはいわゆるサクラ)を山さ行って折ってこいと言い付けられ、小僧は山さ行って桜の木に登って見ると向うの方に、今登ってた桜よりも、もっと美しい桜が見える。小僧は、その木から降りて向うの木まで行って、その木に登ったらまた向う

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(*´ω`*)わー
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