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【山梨・川口湖】花見だけじゃない、メジャー観光地の河口湖は美術館もグルメも充実

「見知らぬ街で自分が全く孤独だと気づくことは、世界でもっとも大きな喜びのひとつである。」(Freya Stark)

 連載している河口湖の桜の記事、過去分は以下からご覧頂ければと思います。

 この記事では、帰路に寄った『河口湖ミューズ館』や天ぷら屋さんの『いだ天』について書きます。



これが人形? ノスタルジックで表情豊かな子供が大勢いる美術館

 この日は天気が今ひとつではあるものの、河口湖を出るバスが13:30発と時間があるので『河口湖ミューズ館』を観てみることにしました。
 館内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが与勇輝氏の人形作品である妖精の像。展示されている子供の人形は、パッと見は明らかに人形ながら表情や佇まいはまるで本物の子供のよう。陰影や細部まで丁寧に作り込まれており、どんな境遇で何を思っているのかがダイレクトに伝わってくる素晴らしい作品の数々でした。
 時間が少しあったので、館内にある『どーるかふぇ』でコーヒーを一杯飲んでと。さて、バス停に向かうとしましょうかね。


河口湖で桜をのんびり観るなら八木崎公園に

 八木崎公園は河口湖の南岸にあり、ハーブフェスティバルのメイン会場となる公園。広々とした芝生の丘が清々しいんです。 園内にも桜の木は多数、でもその割には人が少なくて花見に向いていると思います。
 さて、河口湖に向かうバスはと。『甘味処 不曹庵』近くのバス停で待っていたものの、20分待っても来ず。バスの時刻表をじっと見つめる妻が「ねぇ、バスの時間、間違えていない?」と。11:32にでしょうと時刻表を改めてよく確認すると... 10:32、12:32... あれっ、11:32なんてないじゃないか!Googleマップに表示されていたのは1時間に1本走っていた時の情報、いやぁ、やられた。仕方ないなと、河口湖まで歩くことにしました。


河口湖駅近く、さっぱりとした衣の天ぷらが美味

 河口湖駅近くまで歩いて戻ってきて、 高速バスの時間までは… あと1時間ちょっとか。時間優先ということで、駅近くにある『いだ天』という天ぷら屋さんに入ってみることにしました。
 お、吉田のうどんのセット「いだ天盛り合わせ+ミニ吉田のうどん」がいいじゃないか。1,460円はちょっと高いけど、観光地なのでまぁ仕方ないレベルでしょう。


  • ピーマンとナスの薄い衣はさっぱりと食材の味メイン

  • さつまいもはねっとりと柔らかい

  • 海老はプリップリ、食材の旨味増し増しの仕上がり

  • 鶏はふっくら、わさび塩がよく合う

  • ふぐの天ぷらは初めてだが、身からフワッと香るのは間違いなくふぐの風味

  • 卵はトロット半熟で、カレー塩がよく合う

  • 吉田のうどんは少量、すりだねを入れると旨味が強調されて美味

 ざっと言うと、こんな感じだったかなと。期待した以上の美味しさ、ご馳走さまでした。


河口湖のお土産、小粒で洒落たおはぎはいかが

 河口湖駅まで歩く途中、偶然見つけたおはぎ専門店「おはぎ屋 もともち」。甘いもの好きの妻が興味津々なので、お土産に全8種類が入った「よくばりセット」を購入してみました。
 家に帰って開封してみると、小粒で風変わりなものばかり。年に1個か2個程度しかおはぎを食べない私も、今回は外見に惹かれて一つ食べてみることに。
 秋をテーマにした一品、「秋 富士の黄金の海に舞う深紅」は、きなこに包まれたおはぎにクコの実とクルミが乗っています。二口で食べ終える大きさで、一口目は「甘くない」ことに驚き、シンプルで甘さ控えめのあんこはよくあるおはぎっぽくなく、食べやすい一品だったなと。


 河口湖は近いので、一泊するだけでもそこそこ楽しめるんですよね。今日(2024年4月6日)時点ではまだつぼみとのこと、これからがいい季節なので、東京より少し遅れての花見にオススメですよ。

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