グラフを作成するのに、以前投稿させていただいたスクリプト（数値をグラフの目盛中央にきれいに揃えるスクリプト）を利用しているのですが、普段1箇所ずつ処理している項目が極端に多くなってくると、すごく時間がかかってしまう！
というわけで、複数のグラフ項目を、目盛中央に一気に揃えてくれるスクリプトを作成してみました。このスクリプトを使用すると、今まで数分かかっていた作業が数秒で終わります！

◆ 揃えたい複数のテキストとオブジェクトを選択して、スクリプトを実行するだけ

このスクリプトは大きく「X軸上のテキストをオブジェクトの中央に揃える」処理と、「Y軸上のテキストをオブジェクトの中央に揃える」処理の2つに別れています。
揃えたい複数のテキストとオブジェクトを選択してスクリプトを実行、表示されるダイアログから、X軸上のテキストを揃えたい場合は「X軸のテキストを目盛の中央に揃える」、Y軸上のテキストを揃えたい場合は「Y軸のテキストを目盛の中央に揃える」を選択して、OKをクリックしてください。個々のテキストが、最短距離のオブジェクトの中央に揃うように移動します。複数だけで無く、1つのテキストと1つのオブジェクトの中央を揃える場合にも対応しています。

◆ 注意点としては

オブジェクトとオブジェクトは揃えられません。あくまでも、テキストとオブジェクトを揃えるためのスクリプトです（オブジェクト同士だと、どちらを固定して、どちらを移動させるのか、スクリプト自身で判断できないため）
また、最短距離のオブジェクトに揃いますので、もし隣のオブジェクトの方が揃えたいテキストとの距離が近い場合、そちらに移動してしまいます。ですので「X軸のテキストを目盛の中央に揃える」を選んだ場合は、テキストを揃えたいオブジェクトのX軸方向中央になるべく近づけてに配置（Y軸方向にはいくら離れていてもかまいません）、「Y軸のテキストを目盛の中央に揃える」を選んだ場合は、テキストを揃えたいオブジェクトのY軸方向中央になるべく近づけてに配置（X軸方向にはいくら離れていてもかまいません）するようにしてください。ただ、隣のオブジェクトより揃えたいオブジェクトの方が近ければ良いので、そんなに厳密でなくてもかまいません。目見当で大丈夫です。

◆ グラフの両端にテキストを揃える場合

以前投稿させていただいたスクリプトと挙動は同じですので、こちら（数値をグラフの目盛中央にきれいに揃えるスクリプト）を参考にしてください。ただし、グラフ全体の幅や高さが、それぞれ30mm未満のグラフでは、このスクリプトはグラフの両端にテキストを揃えられません。30mm未満のグラフで、このスクリプトを使ってグラフの両端にテキストを揃えようとすると、それぞれグラフのX軸方向やY軸方向の中央にテキストが移動してしまいます（テキストをオブジェクトの中央に揃えるのか、両端に揃えるのかを、スクリプトがオブジェクトのサイズを基準に自動で判断しているため）。ただ、全体のサイズが、30mm以下のグラフを作成することはほとんど無いと思うので、この点はあまり心配する必要は無いです。

グラフをよく作成されている方には便利なスクリプトだと思いますので、この機会にぜひ試してみてください。
作業時間をかなり短縮できると思います。

◆ ダウンロードはこちらから