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Illustrator 「細すぎて印刷できない線を、適切な線幅に変換してくれる」 スクリプト

アップデート!
Ver 1.1.0
…… 英語版のリリースに併せて、UI(ユーザーインターフェイス)を一新しました。ダイアログで単位(mmとpt)の切り替えができるようになりました。
必要な方はダウンロードをして、以前のスクリプトと入れ替えてください。
Ver 1.0.1 …… スクリプト実行前にドキュメントが開かれていなかった場合、警告「ドキュメントが開かれていません」の後にエラーが表示される不具合を修正しました(普通にドキュメントを開いて使用する場合には、Ver 1.0.0の使用でも問題ありません)


印刷所から「DTPで使用する線幅は、0.1mm(0.25pt)以上にしてください。0.1mm(0.25pt)未満の線だと、印刷で再現できない可能性がありますから」と言われています。自分で新たに作成するデータなら簡単に守れるのですが、他人が作成したデータを使用する場合、線幅0.1mm(0.25pt)未満の線を探し出して、それらを全部0.1mm(0.25pt)の線に変換していく作業は手間がかかる!
というわけで、今回は、自動で細すぎる線を検出して、それらを一気に適切な線幅に変換してくれるスクリプトです。

◆ 何も選択しない状態でスクリプトを実行

ダイアログが現れるので、「検出する線幅」と「変換後の線幅」の欄に、希望の線幅を半角数字で入力してください。「検出する線幅」に数値を入力すると、ドキュメントにその数値未満の線幅の線が何本あるか、リアルタイムで表示されます
また、「検出した線をプレビュー」のチェックボックスにチェックを入れると、「検出する線幅」に入力した線幅未満の線が、ドキュメント上で選択状態で表示されます(なお、「検出する線幅」を再び入力し直した場合は、「検出した線をプレビュー」のチェックを1度外して、また再びチェックを入れてください。ドキュメントがリドロー(再描画)されて、正しいプレビューが表示されます)
後は、ダイアログの「OK」をクリックすると、検出された細すぎる線幅の線が、希望の適切な線幅の線に変換されます。

◆ プレビューがなかなか表示されない場合は…

プレビューのチェックボックスをクリックした後、そのチェックボックスの中にチェックマークが表示されるまでしばらくお待ちください。アートボード上のオブジェクトが複雑な場合、プレビューの表示が遅れることがあります(チェックマークが現れるまでは、他の箇所をクリックしたり、他の操作はしないでください。Illustratorが落ちる可能性があります)

◆ ダイアログから単位(mmとpt)の切り換えができます

普段、線幅の単位にポイントを使用されている方は、ダイアログの単位のドロップダウンリストから「pt」を選択してください。その他の使用方法は「mm」の場合と同じです。

◆ ダウンロードはこちらから

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