Illustrator 「正規表現がわからなくても、 正規表現でフォントの変更ができる」 スクリプト (わかる方は正規表現の任意入力もできます)
以前「正規表現がわからなくても、 正規表現で文字スタイルを割り当てられるスクリプト」を投稿させていただいたのですが、文字スタイルでは無くて、正規表現による文字検索で直接フォントの変更ができるスクリプトをずっと作ってみたいと思っていました。今回、それがやっと完成したので投稿させていただきます。
◆ 正規表現による文字検索について
以前のスクリプトと同様です。こちらのリンクからご覧ください(正規表現がわからなくても、 正規表現で文字スタイルを割り当てられるスクリプト)
◆ ダイアログはIllustratorの文字パネルとほぼ同じ
文字パネルにあって、このスクリプトのダイアログに無いのは「カーニング」、これは文字1文字1文字に対して適用する属性なので、このスクリプトでは使用できません(Illustratorの文字パネルでも、連続した2文字以上を選択してカーニングを適用しようとすると、警告が表示されて適用できません)
あと「言語」、これは文字パネルにはあるのにスクリプトのプロパティで見当たらない言語が存在するから(逆に、スクリプトのプロパティには「日本語」があるのに、文字パネルには「日本語」の選択肢が無かったりもします)
そして最後に「アンチエイリアスの種類」、これはテキストフレーム全体に設定する属性なので、このスクリプトでは使用できません。
他に、文字パネルのメニュー(文字パネルの右上3本の横線アイコンをクリックすると表示される)には「縦中横」とか「割注」などもあるのですが、そこまでダイアログに盛り込むと混乱するかな?と思って、あえて入れませんでした(必要でしたら、バージョンアップで項目を追加します)
◆ フォントのウエイトが細い順に並んでいません
アルファベットの昇順になっています。
ウエイトを細い順に表示させるには「L、R、M、DB、B……」など並べる順にパターンを登録しないといけないのですが、日本語フォントだけなら何とかできるかな?という感じなのですが、欧文フォントだとこれらに「Italic」「Black」「Condensed」「Expanded」などが混じってきて、余りにも複雑すぎるので止めました。
文字パネルなど常用するツールなら、フォントのウエイトが細い順になっていないと気になるかもしれませんが、たまにピンポイントで使用するスクリプトなので、ウエイトが細い順になっていなくても特に気にならないかな?と思い、アルファベット順そのままにしています。
◆ 負荷のかけすぎに注意してください
スクリプトの動作は、ダイアログの文字属性の項目を全て埋めたりすると結構重いです。
ですので、複数のテキストフレームを選択してスクリプトを実行する場合などは注意してください。例えば、スクリプトのテストなどで負荷がかかりすぎるような処理をさせると、それはスクリプトのテストというより、IllustratorとパソコンのCPUの処理能力のテストになってしまいます。
もしテストをするなら「長文のテキストフレームを1つ用意して、ダイアログの全ての項目を埋めてみる」程度に留めておいてください。
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