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和菓子と昆虫はお好きですか?

先日、昆虫料理研究家の内山昭一先生のインタビューがYOU  TUBEで
撮影、配信されました。インタビュアーのだいまりこさんには、
小さいお子様がいらっしゃるようでした。そんなこともあり、
小さいお子様と一緒に取り組む昆虫食について、とても楽しく
分かりやすい内容でした。

昆虫食を子供と一緒に取り組む方法として、一緒に昆虫を捕ったり
観察したりすることが挙げられますが、昆虫を一緒に料理することも
アリだと思います。先月"コオロギレシピグランプリ2022”が
開催されました。夏休み期間中に開催されたことも、そういった狙いが
込められていたのかもしれません。今回は、私が応募したレシピの
コオロギ落雁”について掲載致します(落雁を作るまでのプロセスなど
については、前回の記事をご覧ください)。


こんな感じに出来上がりました。

          〈コオロギ落雁〉

材料    クリケットパウダー  大さじ3強
      和三盆糖       大さじ3弱
      ねき水(水と水あめを1:1で混ぜ合わせたもの) 小さじ3

道具    ボウル  スプーン  落雁の型  ケーキクーラー 
      めん棒  スケッパーもしくはカード 小皿  ざるもしくは  
      うらごし器


調理時間  約30分  分量4から5個分

※ 落雁の型は手に入りにくいので、チョコレート用のモードル型を使って
  作ることができます。

作り方

① ねき水を作ります。水と水あめを1:1で計量し、小皿にいれます。
  実際は少量しか使いませんが、少なすぎると作りにくいので、やや多め   
  に作ります。

② スプーンでよく混ぜ合わせます。

③ ボウルにクリケットパウダー、和三盆糖、ねき水を入れて軽く混ぜたら
  指で擦り混ぜます。

④ 硬さを確かめる(指でつまんでぎゅっと押して、形が残る硬さにします
  写真①参考)。

※ この硬さの調節が、落雁づくりにおいて非常に重要です。ちょうどよい
  硬さにすると落雁は崩れずに型からスムーズに出すことができます。

⑤ ざるやうらごし器でふるいます。

⑥ 型に押し入れ、スケッパーやカードを使って全体の高さを平らにします
  (写真②参考)。

※ 入れ方がゆるいと型から出したときに崩れてしまいます。又、固く詰め 
  すぎると型から出なくなります。

⑦ 型の上からめん棒で叩き、落雁を取り出します。

※ 力が強いと落雁が崩れます。

⑧ ケーキクーラーなどの上に置き乾燥させます。




作り方④、写真①




       

作り方⑥、写真②


今回のコンテストのテーマは
”運動後においしくタンパク質を補給できるレシピ”ということで、
元々和菓子と昆虫食に興味があった私は、クリケットパウダーと
日持ちして、手軽に持ち歩くことのできる落雁を合わせてみました。

落雁は、焼いたり揚げたり加熱処理を行わないので、材料の
クリケットパウダーの風味をそのまま楽しむことができます。

お茶の席の和菓子に欠かせない干菓子。
落雁を作る工程では、火を使わないので子供と一緒に作ることもできます。

最後まで読んで頂きありがとうございました。    yosino



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