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やっぱり漆黒エレクトロがよく似合うJames Blake【2023年 私的ベストアルバム12位】

James Blakeの Playing Robots Into Heavenが2023年私的ベストアルバムの12位です。

ひとつ前の記事でUKガラージ・シーンの話をしたのですが、その潮流の中、2000年代にBurialが出した2枚の元祖ダブステップなアルバムの流れを受け継いでJames Blakeが2011年に出したデビューアルバムは、個人的な愛聴盤となりました。日本では結構、高評価でしたよね。

その後James BlakeはUSヒップホップシーンに影響を受けた長尺のアルバムを何枚か作り、より開放的な方向に舵を切ったのですが、デビューアルバムのファンは自分も含めてガッカリしたんではないでしょうか。内省的な心境を告白するような曲がデビューアルバム時の持ち味だったので。

その後、ひとつ前のアルバムあたりから原点回帰していき、今回の新譜も無駄な音が削ぎ落とされ、聴き込めるアルバムになっています。

ピンクパンサレスちゃんやRomyのデビューアルバムもそうですが、やはり1時間に満たないシンプルなアルバムの方がリピートして聴きやすい気がします。

印象的なアルバムのジャケはイングマール・ベルイマンの「第七の封印」へのオマージュですよね。アートワークも結構好きで、LPを買いました。


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