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2023年 ローレル賞の予想

■人気上位馬に死角あり

『2歳戦は門別の馬が有力』というのをよく耳にする。また、私もよく使う。実際に平和賞では優勝したカプセルを始め、上位を門別勢が独占。鎌倉記念を優勝したサントノーレも門別の馬であり、今年のJBC2歳優駿ではJRA勢がワン、ツーを決めたが、昨年は門別勢が掲示板を独占している。

しかし、牝馬はどうかというと、そうでもない。特にブロッサムCを大目標にした馬は、2018年のグレイアンジェラ、2019年のプリモジョーカー、2021年のカーロデスティーノなど、この舞台でことごとく崩れている。シンプルに南関勢が強いのもあるが、ホッカイドウ競馬は2歳牝馬限定の重賞が充実しているからこそ、そこを大目とし、ここを惰性で使ってくる馬が多いからだ。

 そう考えると、いくら距離実績があると言えど、アメリアハートで安泰ではないし、1番人気に支持されているミスカッレーラも今回休養明けであり、これまでの2戦が外枠からスムーズにスローペースで逃げる逃げ馬の外を先行と揉まれる競馬を経験していない。つまり、今回で先週のハイセイコー記念で2番人気に支持されてドボンしたピコイチの要素を持っているということ(ただし、ミスカッレーラはタフな馬場を経験できている)。

またスピニングガールは前走のゴールドジュニアから大幅距離延長。同馬は前走が忙しい競馬になっているだけに、距離が長くなること自体は好ましいが、1600mまで延長するとなると微妙な面がある。さらにザオは新馬戦、つばめ特別と砂を被るのを嫌がって首を上げ、スムーズさを欠く場面も見せており、内枠で揉まれた場合の危うさがある。

このように人気馬の死角を考えていくと、辿り着いたのは穴馬だった。穴馬予想ばかりで、ごめんなさいm(__)m。

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