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選ばれる人になる

はじめに

タイトルでもある通り、人から『選ばれる人』になる。
について今日は書こうと思う。

雇われている人は上司や後輩から
経営者はクライアントさんから
など色んな場面で自分を選んでもらうことが少なくないと思う。

4月になりましたが、新入社員の初々しい姿も多く見られる季節かと思います。
今日はそんな新卒者や新しい職場で働き出したときに有効な打ち手を紹介したい。

リアクターというポジション

まず、会社に入社した時というのは、資格を持っていたとしても、経験は0な訳です。
人間関係も、スキルも、経験も全て0です。
そして同期もいる。
そんな中で上司から自分を指名してもらえるかどうかというのは、なかなかハードルが高い。

新入社員というのは、まだまっさらな状態なので、先輩や上司に何かメリットを提示するというのは難しいんです。
そのときに差し出せるものといえば『可愛げ』くらいなんです。

あいつまだ仕事は全然できないけど、憎めないやつだな!
このポジションが必要です。

そのときに必要なのが、リアクターです。
リアクションを取る人のことですね。

芸人さんでいえば、出川哲朗さんや、サバンナ高橋さんがそうですね!
とにかく、周りの人の話にリアクションをとる。
このポジションは、多くの人から可愛いやつだと思われます。
なぜなら、人は自分のことにしか興味がないからです。

人は自分の話を聞いてくれる人に好意を持ちます。
リアクターのポジションというのは、自分にまだ特分スキルがなくても始められるスキルなんです。

打席に立つ回数を増やす

ここからは、僕の駆け出しの頃のエピソードも踏まえつつ書こうと思う。

入社間もないヨッシーは同期が6人いました。
その中では最年少入社でした。
社会経験も浅く、他の同期に比べればこちらから提示できるメリットは若さだけでした。
この頃の僕は独立志望で入社だったので、とにかく仕事を教えてほしかったんです。
ただ、同期も多いので、先輩が僕を指名してくれるかどうかは【運】だけでした。

そんな中で、僕が考えた方法はとにかく先輩と飲みに行くでした。
下戸の僕はお酒は一滴も飲めないものの、飲み会で最高の後輩を演じることで、毎回飲み会に誘われるようになりました。
二次会でも三次会でもついていきます。
なんだったら、僕は飲んでないので、僕が運転して先輩達を全員送り届けて帰ったりしていました。
『こいつが飲み会にいるとタクシー代が浮くな』を先輩達の取り分にし、飲み会では最高のリアクションをとります。
同じ話を何回もする先輩には、毎回初めて聞いたかのようなリアクションを繰り出します!
どんな話にも食いつき話を広げます。
その中でその人達の趣味嗜好もメモしていきます。

会話の中で出てきた、飲食店に出向いていったり、勧められたお菓子や、工具など、なんでも試してみて、そのたびに感想を伝えます。
『教えていただいた〇〇。使いやすくて便利ですね!』
『〇〇食べに行ってきましたよ!アホみたいに並びましたけど、並んだ甲斐がありました!』
など、なんでも言われたことを実践しレビューしました。

そうこうするうちにヨッシーは俺のとこの現場にこいよ!
と先輩からも指名をいただけるようになりました。
そうすると、まだ新人にはやらせない施工も、触らせてもらえるようになりました。
他の同期はまだ触ることも出来ない施工を先行で触ることができるのです。

どんなに
やる気があります!
体力に自信があります!
といったところで打席にさえ立たせてもらえなければバットを振ることさえできないのです。
打席に立つ回数が増えれば、まぐれでもヒットを出せるかもしれません。
ここが非常に大切なポイントです。

先輩達も、一緒に仕事する人を選んでいるし、その中に選ばれなければ、挑戦さえ、させてもらえないのです。
スキルがあったり、経験がある人は良いんです。
相手にメリットを提示して、選んで貰えば良いんです。
ただ、新人の頃というのは、売り物がないのでメリットを提示できません。
その中で出せる売り物は【可愛げ】だけなんです。

挑戦する回数が多くなればなるほど、ヒットを出す可能性も少しづつあがります。
ただ挑戦できなければヒットを出す確率は0です。
どの人にどのポジションに入ってもらおうかな?
というのは皆んな選んでいるんです。
そのときに『あっ!これはヨッシーがいいんじゃね?』と思い出してもらわなければいけません。
相手の心に残ってないといけないんです。
そのために最初の頃は可愛げを売り物にします。

皆んな選んでいる

先輩達は誰に時間を使うかは選んでいるんです。
この子に時間を使っても無駄になりそうだなと思う人には時間は使わないんです。
先輩達の時間の価値というのは新人以上に価値があります。
自分の時間を無駄にしそうな人には、先輩達は時間を使ってはくれません。

自分の時間を無駄にしなさそうな人に時間を使います。

不器用でもいいんです。すぐに結果が出なくてもいいんです。
多く挑戦している人にはまたその打席が回ってきます。
多く挑戦するためには、打席に立たせてもらわなければならない。
打席に立たせてもらうには、選んでもらわなければならい。
選んでもらうには、先輩達に好意を持ってもらわなければならない。
好意を持ってもらうには、最初は可愛げしかない。

リアクターのポジションがいかに重要なのかお分かりいただけだろうか?

まとめ

新人の時には、頑張りを見せることも大切だけど、それ以上に周りの人から可愛がってもらわなければ、打席が回ってきません。
自分を指名してもらい、打席に立つ回数を増やせば、人よりも多く挑戦ができます。

組織の中に身を置く以上は、一人の力だけで仕事をするわけではありません。
多くの人から賛同され可愛がってもらっている人は、自分一人では到達できない場所まで進んでいけます。
周りの人から可愛がってもらい、多くの打席に立たせてもらいましょう!

今日もリアクション芸人ばりのリアクションを!

本日もご安全に!

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