他喜力

このタイトル、なんと読むと思いますか?


その前に、何点か例をあげたいと思います。

プロゴルファーのタイガー・ウッズ選手が
ある試合のプレイオフで、相手選手が
カップを目掛けてボールを打とうと
したときのことです。

ここで多くの人は「外せ」と思うでしょう。
今までの私もこの「他喜力」という言葉と
その意味を知るまではそうでした。

しかし、ウッズは後述する「潜在意識」に
ついて知ってかしらずか「入れろ」と
願ったのです。ウッズはその直後の
自分の番でしっかり決めて、勝ったそうです。


世界的な人気漫画『ドラゴンボール』
シリーズの孫悟空も、強い相手と戦い、
勝利を収めた後、戦った相手に
「もっともっと強くなれ。
 オラはさらに強くなってみせる。」
と想い、直前まで戦っていた相手を
見送るシーンがあります。
これも他喜力に通ずるものがあります。


人はよく、出来が悪い人についての
話になると、

「バカ」「ダメ」「クソ」「使えない」

といったネガティブな言葉を発しがちです。

しかし、一番よく聞いているのは
他の誰でもない、自分自身です。
このような言葉を発し続けると、
自分自身がそのようになってしまう
恐れがあります。

これは「潜在意識」が関係しており、
潜在意識はことの真偽を判断できないため、
来た情報を全て飲み込んでしまうのです。

言われた後、「今に見とれよ」と
立ち上がって最終的に見返せるのであれば
良いのですが、「バカ」「ダメ」
「使えない」などと罵られ続けた結果、
自信を失くし、本当にそのように
なってしまう人もいるのです。


最初の質問に話は戻りますが、
このタイトルは

「たきりょく」

と読みます。
私がかつて通っていた
ビジネススクールでは、

「他者の成功を喜ぶ力」

と定義しています。


友人や知人の成功や幸せを心から喜べない
こともあるでしょう。しかし、
それでも自分の成功や幸せだけでなく、
友人や知人の成功や幸せも喜んでみましょう。

この「行動」によって氣分や機嫌などの
「状態」が変わり、そのことによって、
あなたの住む世界が良い意味で変わる
可能性があります。

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