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短答過去問クエスト再開(司法試験)

短答過去問、4ヶ月振りの再開です。

2ヶ月半前に令和4年度の論文過去問を、出題趣旨・採点実感まで含めて隅々まで精読したものの、条文や判例上の規範を知識として抑えたところで、民法の論文を書くのに必要な深い理解を得るのは到底無理と観念して、丸1, 2年は回り道するつもりで、民法に該当する科目を中心に英米法の概説書を読んでいました。

どれも洋書にしては薄い300ページ弱~400ページ強程度の分量ですが、契約法、財産法、不法行為法、憲法は隅々まで舐めるように精読しました(家族法については、あえて英米法で学習するメリットが感じられず、すぐ中断)。本に登場する判例のほとんど全てをChatGPTに説明してもらって、疑問点を聞くという形で生成したテキストは1MBほど、40万字ほどになりました。ごく一部ですが、別の過疎ブログにアップしています。

40万字といっても、薄めの文庫本2, 3冊程度の分量なので大したことはないのですが、とにかくその場で気になったことを片っ端から聞けて、回答がもらえたことで、かなり苦手意識はなくなりました。

こんな感じで日本の法律も勉強できたらなあ・・(ChatGPTは日本の法律に関してはウソばかり返して来ます)。

英米法とはいえ、民法だと、条文の要件→効果を抑えるという今後の短答対策も、背景にある判例や理論の広がりを感じつつ、楽しく学習を進められそうですし、憲法については、裁判例でアメリカの社会が激変する様が追体験できたので、日本の裁判例でも、眠くならずに内容を追って行けそうです。

7/14の予備試験短答当日まであと2ヶ月ちょっと。

いきなり受かるのは無理かもしれませんが、最低でも短答過去問クエストの収録過去問全部(9年分かな)は一巡したいです。

ちなみに、英米法に関して読んだタイトルは以下の〆印。短答試験が終わって、続きを読むのがすごく楽しみです。

Oxford Introductions to U.S. Law (計8冊)

〆財産法 - The Oxford Introductions to U.S. Law: Property (English Edition)
Thomas W. Merrill (著) , Henry E. Smith (著)

〆契約法 - The Oxford Introductions to U.S. Law: Contracts (English Edition)
Randy E. Barnett (著)

〆不法行為法 - The Oxford Introductions to U.S. Law: Torts (English Edition)
John C.P. Goldberg (著) , Benjamin C. Zipursky (著)

△家族法 - The Oxford Introductions to U.S. Law: Family Law (English Edition)
Brian Bix (著)

〆憲法 - The Oxford Introductions to U.S. Law: Constitutional Law (English Edition)
Michael C. Dorf (著) , Trevor W. Morrison (著)

・所得税法 - The Oxford Introductions to U.S. Law: Income Tax Law (English Edition)
Edward McCaffery (著)

・知的財産法 - The Oxford Introductions to U.S. Law: Intellectual Property (English Edition)
Dan Hunter (著) , Series Editor: Dennis Patterson (編集)

・刑法 - Criminal Law (Oxford Introductions to U.S. Law) (English Edition)
Guyora Binder (著)

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