ココロとアタマ 20.1.6

「それは心にゆとりがあるから言えるんでしょ?」

と社会人になってから少し時が過ぎ、久々に会った大学の友人に言われたことがあった。

何についてかは覚えてないが、その時はその言葉に納得していた。だが、今思えば理解はしきれていなかった。

きっと彼女はその時、仕事がキツかったのだろう。

今の自分は教員になって、4年目も終盤に差し掛かってきたところにいる。

世の中の仕事なんて全然知らないけど、教職というものは、やっぱり特殊な仕事だと日々感じる。

毎日、1日の約1/3くらいの時間を同じお客さんと一緒に過ごす。

2、3日はこんな日があるにしても、毎日なんてのはなかなかない(と思う。)

その一方で、夏休みや春休みなど、お客さんに一切会わない期間もある。それもそれで特殊だが、要は1年の間にオンとオフの起伏が激しい訳だ。

これまで何回か経験した長期休暇だが、直近2回の両方で冒頭の言葉が頭に浮かぶことがあった。

学期中は明日、来週、来月の授業の準備に追われつつ、授業以外にも多岐に渡る業務によりまさに自転車操業の日々。ストレスに迫られる場面ももちろんある。

正直、終業式の日の下校時間が過ぎると、一気に電源OFFになることもある。

そこから数日経つと、心が窮屈でない分、自由な発想がしやすい。授業の案もポンポン浮かんでくる大きなメリットはある。特別支援学校では自由度が大きい分この力がかなり大事!
と同時に前学期の反省も捗る。ここに来てやっと、冷静に客観視できる。

特にこの冬休みは、あまりした事のない、自分を責めるということが多く、ブルーになっていた。

気付けるだけまだいいのかもしれないが、また学期が始まれば忘れてしまうかもしれない。それが正直怖い。

自分のココロの持ちようが、自分の思考を左右するし、その結果、周りの人に影響を及ぼす。

自分の弱さ、苦手、欠点、短所と向き合い、乗り越えるのはこの3ヶ月が勝負なのかもしれない。

試行錯誤しながら、ココロの余裕も忘れず、3学期を実りあるラストスパートにしていきたい。

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