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純情ラプソディ

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不幸な生い立ちで育ったヒロコが高校で出会ったのが競技カルタ。高校時代は県予選で敗れたもの大学でもカルタサークルに。そこで出会った仲間たちとの青春小説です。
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記事一覧

純情ラプソディ あとがき

 書き始めたころは漠然とシンデレラ・ストーリーにしようと考えていました。ですからヒロコに…

Yosyan
6か月前
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純情ラプソディ(第67話)純情ラプソディ

 早瀬の鬼嫁を考えてたのだけど、普通の鬼嫁とはまず意味が違う。一般的なものなら夫に鬼の様…

Yosyan
6か月前
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純情ラプソディ(第66話)覚醒

 ヒロコの達也との婚約発表も予定通り卒業二年目に行われたけど、そこに現れたのが社長代行の…

Yosyan
6か月前
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純情ラプソディ(第65話)あれから

 あれからって事になるけど、まず梅園先輩。クイーン戦は稀にみる激闘だった。先手を取ったの…

Yosyan
6か月前
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純情ラプソディ(第64話)早瀬の嫁

 さすがカスミン、頼りになると思ったけど、どうにも話に違和感があるのよね。カスミンがヒロ…

Yosyan
6か月前
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純情ラプソディ(第63話)カスミンへの相談

 達也の甘さにあきれ返ったヒロコは、カスミンにすべてを打ち明けて相談したんだ。カスミンな…

Yosyan
6か月前
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純情ラプソディ(第62話)怒ったぞ

 達也をお母ちゃんに紹介して二人の関係はまた深まったんだけど、達也から相談が、 「二年ちょっとしたら卒業するけど、そうなれば早瀬グループに就職する」  えらい気が早い話だな。まだ二年生だぞ。そこはともかく、達也はお父様のところで後継者修行に入るのか。ああいうものは、あえて他のところに就職して武者修行することもあると聞いたことあるけど、達也はそうしないみたいだね。 「そこから一年を目途に後継者宣言をする」  バカに早いな。一年ぐらいで覚えられる仕事じゃないはずだ

純情ラプソディ(第61話)女神の密談

『カランカラン』  コトリったらなんの用事だって言うのよ。学生の間は宿主代わり期の休暇…

Yosyan
6か月前
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純情ラプソディ(第60話)シンデレラは甘くない

 そうそうヒロコの誕生日の時に達也を家に連れて帰ったんだ。お母ちゃんに会わせるため。まだ…

Yosyan
6か月前
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純情ラプソディ(第59話)梅園先輩の異常な純情

 梅園先輩は、なんとだよ、クイーン戦の予選を勝ち抜いちゃったんだよ。正月には城ケ崎クイー…

Yosyan
6か月前
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純情ラプソディ(第58話)女同士の盛り上がるお話

 今日は忘年会。いつもの通り達也が手配した店で、 「カンパ~イ」  今日は中華だよ。ヒ…

Yosyan
6か月前
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純情ラプソディ(第57話)快進撃

 今年は港都大カルタ会の快進撃の年として良いと思うよ。札幌杯でも優勝したけど、西日本王冠…

Yosyan
6か月前
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純情ラプソディ(第56話)ポチの真相

 札幌杯後はヒロコと達也、雛野先輩と片岡君がラブラブ・カップルになったのだけど、心配なの…

Yosyan
6か月前
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純情ラプソディ(第55話)ピロートーク

 あれで良かったと思ってる。昨夜は、ああなる夜だったと思ってる。もう達也に決めたし、決めたからああなったんだ。ヒロコには後悔はない。来るべき時が来て、それを迎え入れたんだから。感動の朝を迎えた後だけど、 「達也、もう少し、このままでいたい」 「ボクもだ」  そのまま連泊することにしたんだ。昨日でカルタ大会は終わったし、今日は御褒美タイムだもの。梅園先輩に連絡して了解だけもらったけど、 「飛行機のチケットはこっちにあるから、明日千歳で合流でイイよ。延長しても構わない