見出し画像

フィンランドの旅(7)

帰国日のことなので書くことは少ないが、昼まではヘルシンキ市内で過ごせる時間があったので、一応記録しておく。

朝はガイドブックに載っていた「Johan & Nyström」というカフェへ行くことにした。カタヤノッカ地区、ウスペンスキー寺院の裏手にあるので、宿からも歩いて行けた。

カタヤノッカ地区のカフェ「Johan & Nyström」

そこは想像以上にオシャレで素晴らしいカフェだった。3.9ユーロのフィルターコーヒーを頼み、2階の席で静かに原稿を書いていた。

その後、ヘルシンキ大学の図書館を覗いた。

ヘルシンキ大学図書館

外観や、螺旋階段、吹き抜けのデザインがユニーク。やはり学生たちは静かに自習していた。図書館ではフィンランド人の国民性を感じる。

入り口をくぐるとこの光景

テキストコーナーには、「日本の文化」という分厚い本があった。これが教材なのだろうか。ありとあらゆる日本文化が紹介されていた。

日本文化の分厚いテキスト

中央駅近くをブラブラ歩いていると、「Normal」というお店を見つけた。雑貨、サプリ、化粧品、日用品、お菓子など、いろんなものが安く売られているお店だ。

Normal

覗いていたら、お菓子が非常に安い。とくにFazelのチョコレートはスーパーよりも安く買えて、お土産探しにイチ押しの場所である。もっと早く知っていたら良かった。ムーミンのチョコは、ムーミンショップの半額以下だった。悔しい。

お土産におすすめのムーミンチョコ。Fazer社製だから味もおいしい

そろそろ時間になったので、ヘルシンキ中央駅から鉄道で空港へ向かった。ヘルシンキに到着したときは600番バスに乗ってきたけど、鉄道も経験してみたかった。そしたら鉄道の方が早くて便利ではあった。空港まで35分くらいで着いた。バスだと交通状況にもよるが、40〜50分くらいだと思う。景色をのんびりと見たければ、バスでもいいと思う。いずれにせよ料金は変わらない。片道4.1ユーロ。

ヘルシンキ中央駅から、鉄道で空港へ

空港に到着すると、1階に「alepa」というスーパーがあった。ここは空港価格ではなく、街のスーパーと変わらない値段で買えるから、最後にお土産を買うのに便利である。フィンエアーの中で提供されていて気に入ったベリーのビスケットも買えた。

空港のスーパー「alepa」
グラノーラを押し固めたようなクッキー、おいしかった

ぼくの海外旅行にしては珍しく何のトラブルやハプニングも起きなかったフィンランド旅だったが、ひとつだけやらかしてしまった。それは、帰りの飛行機をなぜか羽田行きではなく成田行きで取ってしまっていたことだ。オンラインチェックイン直後に気付いた。さすがにもう変更はできない。

羽田の近くに住んでいるから、「なぜわざわざ成田に着いて、そこから電車で1時間半もかけて帰ってこなければいけないのだ」と軽くショックだった。だけどまあ、事故とか怪我ではなくて良かった。「こういうこともあるさ」とイライラしないことにした。

空港にできていた「MOOMIN COFFEE」

帰りの機内では、映画『インセプション』を観た。すごい映画だった。

機内食がイマイチだったから、成田に着いて、コンビニで買って食べた鮭のおにぎりが心底おいしかった。やはり日本の米がいちばんである。海外から帰国するたび、同じ結論に行き着く。

しかしこれで、昨年8月から続いた6つの旅が終わった。

オーストラリア、東北一周自転車旅、ドバイ、フランス、山陽道徒歩の旅、そしてフィンランド。いずれも忘れられない旅になった。

この7ヶ月間、本当に素晴らしい経験をさせてもらった。3月は、仕事をしつつ、一連の旅の整理をしたい。そして今後のチャレンジも考えていきたい。

これにてフィンランドの旅日記は終了です。お読みいただきありがとうございました!

帰路のアラスカ上空

*****

引き続き、旅と発信の支援金を募っています。

これまでに13企業、121名の皆さまからご支援いただき、
フィンランドの旅の目標金額(30万円)までは、残り181,234円です。
よろしければ、応援よろしくお願いいたします!

ご支援者様用応募フォーム

2023年 旅の予定&ご支援者様一覧(随時更新)


この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

いつもお読みいただきありがとうございます! よろしければ、記事のシェアやサポートをしていただけたら嬉しいです! 執筆時のコーヒー代に使わせていただきます。