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子供相手にゲームをするとき、どのくらい本気で相手するか問題

子供はゲームが好きですよね。

ニンテンドーSwitchみたいなテレビゲームだけでなく、オセロやトランプ、ポケモンカードゲームなどのアナログゲームも好きです。

ある程度大きくなったら人生ゲームなんかもいいですね。

それで、ゲームとはいえ勝負ごとなので
勝ち負けがある

大人でも子供でも

勝ったら嬉しいし
負けたら悔しい。

なんだけど特に子供はその感情が大きいのである。

子供はまだ心が成熟しておらず、安定してないのでしょうね。

子供の場合、負けたら怒ったり泣いたり、いじけたりだとか、いろんなパターンがあるのだと思いますけど、うちの場合は悔しくて泣いてしまうパターンです。

小3の息子も、年長さんの娘も

大粒の涙を流して、本気で泣いて悔しがります。

卓球で福原愛ちゃんも悔しくて泣いてましたよね。

あんな感じで本気で泣いちゃうので、慰めるのが結構大変なんです。

なのでいつもは最終的に手を抜いて負けてあげるんですね。

でもそうも言ってられなくなってきました。

昨日も息子とポケカ対戦をしていて、程よく負けてあげていたんですけどね

「やったーパパに勝った」
と喜んでママに報告に行く息子氏

これが幼稚園児の娘だったら
すごいねーって褒めてくれたんでしょうけど

息子は小学3年生

そろそろ友だちとゲームをやったりするようになる年頃である。

近所で子供がポケカ対戦をしているのをたまに見かけます。

なので、奧さんも息子には厳しくなっていて

「そんなパパに負けてもらって喜んでたらあかんで!」

「本気でやってもらい!」

と息子に一喝していました

本気かーーーーーーーー

さすがにポケカなら本気でやったら100回中97回は僕が勝ってしまうくらい、今の息子の考えは浅い。

ガードの巡りが悪い時、劣勢に立たされた時に、どう手札を回してくか、とりあえず壁を作ってベンチを育てるとか、そういった思考がまだできない。

本気でやったら、息子は勝てないので

ポケモンの弱点の関係を使い、本気でやるけど、パパは息子のポケモンに対して弱点の属性を使うという縛りで対戦を行うことにした。


それでも初戦は僕が勝ってしまうことに。

負けた当初は平静を装っていた息子も、プルプル震え出し、目に涙が溜まってきた。

追い討ちをかけるようにママから

「そんなんで泣いてたらあかんで!」

と檄が飛ぶ

息子は負けはしたけどいいセンはいってたので
そのあたりをじっくりと深掘りして褒める。

そうして気持ちを取り直してもう一戦

今度は息子の手札が良く
早々にミライドンが150のダメージで攻撃してくる。

弱点の僕のポケモンに対しては300ダメージ

さすがに危なかったのだけど、なんとか盛りかえし、息子はミライドンが倒されたくないとポケモンを引っ込める。

引っ込めなければ僕のキーポケモンの全てを倒せていたので
パパに逆転の機会はなかった。

これはチャンスとパパが盛り返し、
最後にポケモンキャチャーでミライドンを引きづり出せば逆転できる場面となった。

息子に説明する。

これコインで表が出たらパパの勝ち。

でもうらが出たら息子の勝ち。

面白くなってきたな。

息子はドキドキした顔でパパの手にあるコインを見つめている。

さぁ勝負だ!

親指に乗せたコインを力強く高く跳ね上げる。

さぁコインの行方は











息子の顔が輝く。

僕はミライドンを引きづり出すことができず

返しで出てきたミライドンのテクノターボが僕のポケモンに炸裂する。


息子の勝利

お互いに真剣にバトルして、とてもいい勝負を繰り広げた

息子は今までで一番いい顔をして勝利を噛み締めていた。

勝っても負けても見せ場を作る。

ゲームにはこんな楽しみもあって

勝つこと、負けることだけが全てではない。

今回はそんなゲームの面白さを伝えられたし、これからは小学生同士で対戦したときに勝てるように、厳しめにバトルをしていこうと思う。



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